原油高騰の原因には、アメリカの原油供給に関する問題も挙げられます。
2005年アメリカを襲ったハリケーン・カトリーナが油田や製油所を破壊したことで、
安定した原油供給に不安が走り、それが原油の価格に影響を及ぼしたと考えられます。
ハリケーン被害によりアメリカ合衆国の原油精製施設が閉鎖となり、
復旧に時間がかかるとなれば当然かもしれません。
ガソリン小売価格も上昇は激しく全米的に高騰しているが、
特にニューオーリンズからパイプラインで原油の供給を受けていた
ジョージア州アトランタでは消費者のガソリン不足の不安に便乗する業者も現れ、
1ガロンあたり5ドルを超える高値で販売する小売店もあったようです。
また、アメリカは冬に大寒波に襲われたことや、
夏のドライブシーズンでの大量のガソリンの使用から原油の供給断絶に対する不安を
募らせていたことも関係するようです。
ドライブでガソリンが必要なのは言わずもがなですが、
冬の大寒波は暖房器具の使用、つまり大量の電力を必要としたわけで、
火力発電所では石油を使用することで電力を生成していますから、
原油供給に関する情報に敏感に反応したということですね。