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2005.12.31

 仕事場のベランダのガラス戸を掃除しかけたが、汚れは落としてもちっともきれいになった感じがしないのに音を上げてあっさり断念。2005年の大晦日は仕事をすることにした。「龍」トリノ編第六回13枚まで。あと150枚くらいは書かないと終わりそうもないので、あまりおちおちしてもいられないのだが、明日元旦だけは朝から酒を飲む日なので完全休業になるでありましょう。
 というわけで皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

2005.12.28

 26は我が家の忘年会、27は正月用の買い出し、今日は仕事場の掃除片づけをして、今年最後のジム。秋はさぼっていたら血圧が上がってしまったが、幸いまた正常の範囲に戻った。週一ペースでもやらないよりやった方がましらしい。明日はコミケで知り合いに挨拶して、夜は友人を呼んで鍋。明後日は仕事場の掃除の続きをしながら野菜の煮染めを作る。というわけで、今年は仕事をする時間はないかも。しかしゲラがある、書きかけの原稿がある。全然片づかないぜ年の瀬、というわけで、年内の日記の更新は出来るかどうかちょっとわからないが、まあそういった状況です。

2005.12.25

 目が覚めると三時、が続いて頭ほんとにぼけぼけ。書けないから眠れないのか眠れないから書けないのか。というわけで買ってきました、ドリエル。効くか効かないか試してみます。
 明日明後日は年末の買い出しなどで仕事しないので日記の更新も無し。つーか、そろそろ御用納めだな。

2005.12.24

 第五回104枚で完成。明日は続きのプロットを立てます。

 昨日の夜は11時に寝たのに目が覚めたのが3時で、それから眠れなくなってしまい、今日はかなりよれている。これじゃマジでドリエルでも飲まないと、という感じ。

2005.12.23

 原稿98枚まで。第五回の完結はあと1枚くらいか。しかしこの期に及んでも、畳みの展開が決定していない、という恐ろしい状態なのだった。明日明後日で第五回を仕上げて、ラストのプロットを立てたら今年はもう店じまいだ。でも仕事がまたがったので、仕事場の大掃除はしない。友達が年末に来ることになっているので、目障りなものは空き部屋にぶちこんでトイレと洗面台だけきれいにしようっと。
 あー、去年も「年越しにまたがる仕事はしない」とか思ったはずなのに、というか、トリノ編でこんなに時間を食うとは計算外。やれやれ。
 今日は年賀状を書き終えないと。
 昨日『アベラシオン』のゲラがどどーんと来た。テキストは基本的にいじらない方針なのだが、ページ末の行はやっぱりちょっと気になる。気になるけどそんなの始めたら絶対に終わらなくなるからだめだめっ。

2005.12.22

 原稿80枚まで。しかし明日で第五回が書き上がる、とは限らない。

 読了本『容疑者Xの献身』 東野圭吾 文藝春秋 本格ミステリか否か、という話題が盛り上がっていたので読んでみた。議論のポイントは伏線の有無だったが、篠田はそれよりもトリック成立が偶然の僥倖に助けられているのが気になった。もちろん普通ならそういうのもありだと思うのだが、作中では天才が頭脳を絞って企んだトリックということになっているので、その辺がすっきりしない。それと、帯はあたかも「純愛ミステリ」みたいな書き方をしてあるけど、これが純愛だとしたら大変に気持ちが悪い。
 『グーテンベルクの黄昏』 後藤均 東京創元社 さまざまな趣向のぎっしりと凝らされた大変な力作である。しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし、といいますか、あんまりいろんなものを突っ込みすぎてかえって印象が散漫になっているような気がする。

2005.12.21

 今日はジムに行ったので原稿は60枚まで。黒豆を煮る。昔「黒豆は上手に煮るのが難しい」とさんざんいわれた気がするのだが、あれはなんだったんだろう。失敗なんかしようがないくらい簡単であります。砂糖と醤油を煮溶かした中に豆を一晩漬けて、翌日あく取りをして煮るだけ。

 来年の予定が刊行時期を含めてだいたい固まってきた。
 『アベラシオン』講談社ノベルス版上下 3月4月 テキストはほとんどいじらないので、単行本を買わなかった人のみお気に止めて下さい。ただしあちらには入れなかった写真や地図、解説なども入る予定です。
 「龍」新刊 祥伝社ノンノベル 5月 現在の連載が2月で完結しノベルスになります。
 「建築探偵」新刊 7月 えーと、まだ影も形もありません。ほのかなイメージだけ(涙)
 雑誌は「ミステリーズ!」に神代先生の短編が隔号で。これはあと2作原稿が出来ているのでまあ安心。4月8月 本になるのは再来年でしょう。
 「ジャーロ」に新連載 9月の秋号から開始。これはやはりまだ構想だけです。つまり影くらいはある。

2005.12.20

 「龍」第五回46枚。最後の週は掃除や買い物があるから、仕事出来るのも今週限り。仕事の合間に黒豆を煮る。後は何を作ろうかな。あああ年賀状も。
 というわけで常連の読者さんからお便りをいただいたが、今回はお返事はちょいとご容赦願います。
 横須賀のSさん、特定の宗教に固執するのは弊害も多いけど、宗教というのは確かに人間にとって有益なシステムだと思います。というか、必要なのは「信仰」だと思うのね。自分を超えた何かに向かって頭を垂れる心。それを神と呼ぶか仏と呼ぶかは本質的な問題じゃない、といささか乱暴に断言してしまおう。日本人が宗教から自由なのは悪いことではないけど、免疫がない分カルトに転んだりしちゃうのはやっぱり問題。ある程度宗教の功罪を知っていれば、オウムのうさんくささなんていっぺんでわかるのに。
 横浜のOさん。「ミステリーズ」の短編はいかがでしたか。来年も続きますんでよろしく。

2005.12.19

 「龍」第五回21枚。この回まではプロットが出来ている。なんとなく六回で終わりそうな気がしてきた。ノベルスにするとき直すだろうし。昨日は、というか今朝は、目が覚めてもまた眠れたので、今夜もちゃんと眠れるように、頑張ろう、というのも変なんだけどね、眠れないとテキメンにダメだから。
 今年中に五回まで書き上げて、プロットも立てておいて、一月の上旬に上げて、『アベラシオン』のノベルスゲラをチェックして、夏からのジャーロの連載、イメージが冬場なんで一月か二月に取材させてもらうことになっていて、それと創元ミステリーズ用の短編をもう一本書いて、そしたら建築探偵に頭が向けられるから年の前半にそれをアップさせて、ジャーロの第一回書いて、『館を行く』の単行本は作業の内容と量がまだわかんないから、まあそのへんだと考えて、後は文庫下ろしがまた二点か。えーと、理論社さんの書き下ろしはその後だ。うん。どこでも転ばずに済めば来年もご飯は食べられるだろう。いまぐらいなら来年の予想をしても鬼は笑わないよね。(しかしよく考えると「来年のはなしをすると鬼が笑う」ってすごく嫌なことわざだね。つまりその鬼って悪魔?)

2005.12.18

 「龍」第四回手入れして108枚。累計420枚。しかし数えてみたら今年も後2週間。年賀状も書かないとならないし、あと100枚書ければいいくらいだなあ。なんとか6回で終わらせる方向で行こうかなあ。
 体調が悪いというのは睡眠不足で、不眠症というほど激しいものではないのだが、朝の4時とかそれくらいに目が覚めてしまって眠れなくなる。5時間以上寝ていれば十分でしょうといわれてしまうが、頭がぼけているので寝足りている感じではない。睡眠の質が悪いのかも知れない。

2005.12.17

 トリノで知り合ったイタリア人と日本人のご夫婦が経営している書店さんから、ブックフェアーのパンフレットに載せる用の文章を書いて欲しいと頼まれ、申し訳ないがじっくり文案を練っている余裕はとても無く、ほぼぶっつけで書き送る。しかし外国人に向かって日本人として語る、というスタンスの文章は普段と違っていてなかなか面白い。あっ、もちろん向こうでイタリア語に訳してもらうのだ。
 今年の冬コミは知り合いを連れて一般参加するので、電車に乗ってカタログを買いに出かけた。ぱらぱら眺めていたが、なんというかすでにこれは他人の祭りだな、という気がしてしまった。なぜかはわからないが、篠田にとってコミケの季節はすでに過ぎてしまったらしい。
 やっと「龍」の第四回が103枚で終わる。明日手を入れて月曜には担当に見せられる。しかし今回は微妙に体調が悪く、気持ちの悪いイメージを考えついて書いていたら本当に気持ちが悪くなってしまった。だったらそんなの書くなよ、という気もするのだが、それは物語がそういう場面を要請したってことで、いたしかたないんである。体調のせいできっちり踏み込めなかった心配はあるけどね。

2005.12.16

 仕事しかしてない。「龍」の第四回、やっと85枚。明日はちょっと買い物に出ないとならないんだけど、まあどうにかこの回のラストまではたどり着けるか。うーん、いい加減疲れてきたからなんとか六回で終わらせたいなあ。でも、自分でそう思っても終わらないときは終わらないもんなあ。いや、篠田の場合そうなんです。

 トリノであったマッシモ・スマレ氏監修のアンソロジーALLIA第三集を頂戴しました。今回の日本人作家は朝松健、板東真砂子、菊地秀行、久美沙織、恩田陸、瀬名秀明という錚々たる面々。それに混じって篠田の「龍の黙示録」シリーズのプレ短編ともいうべき「聖なる血」が掲載されました。やあ、なんか感動っす。イエスの亡骸を抱いて「あなたを愛している」と慟哭する吸血鬼のせりふが、ti amo.と訳されているのを見ますと。篠田が解する旅行会話以外の数少ないイタリア語であります。え、自分がそんなこといわれたことあるのかって。んなわけないじゃん。昔々書いたイタリアを舞台にした歴史ミステリ『祝福の園の殺人』の中で、このことばをちょっとしたキーに使ったんですね。自分としては大変に気に入っている長編なんですが、売れませんでしたねー。ははは(と、力無く笑う)。
 しかしこのアンソロジー、日本でも出してくれないかな。いや、つまりイタリアの作家さんの短編が読みたいんすよ。

2005.12.14

 昨日は理論社という児童文学を主に刊行している出版社さんと会った。数年前からヤングアダルトのレーベルで翻訳作品を出すようになり、かなり良い成績を上げておられるとのこと。書き下ろしのミステリを同じような形で出したいというので、いわゆるライトノベル便乗参入組とは姿勢が違うらしい。書かせてもらうにしろ少し先にはなるけれど、違う試みに参加するというのはいつでも心躍るもの。
 しかし夜は寝そびれて、本日はぼけ。ジムに行ってばてた。明日は残業するので日記の更新は休みます。何とか今週中に終われ、第四回。

 読了本 『金魚屋古書店出納帳』上下 『金魚屋古書店』1.2 芳崎せいむ ミステリーズ!で「鞄図書館」という不思議なまんがを描いている作者の作品。前から気になっていたのだが、今回イッキ読みして満足。派手ではないがしっかりした絵柄と、ノスタルジックでほろりとさせられるが押しつけがましくはない物語。たかが紙のマンガによせる人の思いは、たかが小説書きの篠田にも近しい。

2005.12.12

 今日はエアロバイクを30分漕いだ他はほぼ真面目に仕事をした。昼はカップ麺。あとはミントティーとバッハのコーヒー2杯。で、やっとこ連載4回目が37枚。小説家が小説書いても、それは当たり前のことなんでちっとも自慢にゃなりませんがね、でも他のことは何もやらなかったんで書くことがないんだよ。
 明日は昼間打合せと、夜は食事なので、仕事はあんまり出来ないし日記もお休み。しかしなんとか今週中には第四回を終わらせたい。やっぱりどうも6回ではなく7回になりそうな気がするしなあ。また泊まり込みしないとダメかも。

2005.12.11

 二日間仕事しなかった。いかんなあ。だいたい途中で間が空くと、頭の働きは鈍ることになっている。でも、土曜日にちょっと深酒しちまったんでね。火曜日は飲み過ぎないように用心しようっと。お目付がいるから大丈夫だと思うけど。

 読了本 『おまえが世界を変えたいならば』『砂漠の王』 榎田尤利 講談社ホワイトハート 魚住君シリーズのエダさんによる、ファンタジーというよりはSF。閉鎖的シティと文明の退化した外界、という二分された未来で、世界の変革と自己の確立に苦闘する若者達の物語。世界観がとってもしっかりしていて、味わいはかなりシャープかつビターだが、彼女の作品としては魚住君を除けばこれが篠田は一番好き。ただ世界が見えてくるほどに魅力を増してくるので、途中でキツイ、とか、イタイとか思ってもめげずに、最初の『神を喰らう狼』から既刊本5冊、順番にじっくり読み込んで欲しい。

2005.12.09

 いちおう第五回のラストまでプロットを立ててから、第四回を書き出す。午後だけで15枚書けたので、まあ最近としては進んだ方。しかし明日は約束があって外出、夜も遅くなる予定なので日記はお休み。日曜は本格ミステリ作家クラブの執行会議で、火曜は打合せと打ち上げ。でもそれが終われば当面、ひたすら仕事だっ。年内完成はちょっときついかも知れないけど。

 東京創元社 ミステリーズ! 2005年12月号に短編が載ってます。イラストは篠田が前から大好きな『爺さんと僕の事件帖』のしかくのさんです。ついでに主人公は46才の神代教授です。ぜひご感想をお聞かせ下さい。しかし東京創元社よ、執筆者紹介で篠田の年齢を間違えておるぞ。1958年生まれではなく1953年生まれなのじゃ。これでは歳をサバ読んだみたいでみっともないではないか。いくら11年ぶりの出戻りでも、あたしゃおたくでデビューしたんだってばさ。

2005.12.08

 我ながら仕事の進みが遅くて「きいーっ」という気分だったので、昨日はジムに行った後は急遽仕事場泊まりにして、第三回の直しと完成原稿作りをした。終わったのが夜の11時半。いまどきの人なら宵の口だろうが、篠田は宵っ張りではないのだ。毎日見に来てくれる人に空振りさせては悪いので、日記の更新を休むときは可能の限り前日にその旨お断りすることにしているのだが、昨日はそういうわけで出来ませんでした。悪しからずご了承願います。
 今日は第四回のプロットを立てて、まだ時間があったので第五回を三分の二くらい。さあ、果たして六回で終わるのか七回になるのか、この時点でまだはっきりしないってまあたもう、お先真っ暗にもほどがあるよねー、篠田。

 メフィストの冬号が発売になった模様。「館を行く」は今回がラスト。もともと10回の予定だったのだが、来年はリニューアルのために2号分休刊するらしいので、まあタイミング的には悪くない。単行本になる予定なのでどうぞよろしく。

 イタリアのテレビが製作した「レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯」のドラマがDVDになったので買ってしまった。なんとこれ、最初は1972年に放映されたので、篠田が大学に入った年でした。うわあーっ、ってなにを叫んでいるんだ。いや、年取っても頭の中身と趣味はちっとも変わらないと思って。しかし見てないDVDたくさんあるんだよな。「修道士カドフェル」なんかも手つかずなんだよな。老後の楽しみかしら。

2005.12.06

 仕事。「龍」トリノ編の第三回がやっと終わる。いや正確にはいま赤を入れている途中なので、直してやっと一応の終わりなのだ。なぜか今回はしんどい。

 読了本『天の前庭』 ほしおさなえ 東京創元社ミステリフロンティア 日記や手紙、ネットの書き込みなどさまざまのテキストを混在させ、時間軸も前後させるという『サルバドールの復活』と同じような手法で書かれたSFミステリ。しかしこの手法は非常に高度な小説技術を必要とする、ということがよくわかる。書き分けが出来ないといたずらに雑然とした印象があるばかりで、立ち上がってくるものはなにもない。加えて、謎と道行きはミステリでオチはSFというのは一番安直な分危険。宗教団体のテロ、匿名掲示板、植物人間からの突然の回復と記憶喪失。いずれも手あかの付いた要素の恣意的乱用。

2005.12.05

 昨日は合唱をやっている知り合いがヘンデルのメサイアを歌うというので、連れ合いとふたりで駒場のホールまで。正直な話クラシックのコンサートなんてほとんど行ったことがないし、途中で寝たりしたらどうすべえと思ったりもしたのだが、オラトリオというのはソプラノ、アルト、テノール、バスに合唱、そしてオーケストラが掛け合いのような形でイエスの生誕から受難、復活、最後の審判までをつづる劇のスタイルなので、なかなかにドラマチックで飽きている暇はなし。昔映画『カストラート』でヘンデルのアリアは聴いたなあ、やっぱりこれくらいの時代の音楽が好きだなあ、おお、テノールいい声、つややかだ、バスの人はスキンヘッドだ、スキンヘッドにモーニングってかっこいい、しかしオーケストラというのはいろんな楽器をやっている人がいて、それをあちこち見ているだけでも面白いなあ、コントラバスのふたり弾き方がえらく違うぞ、おおお、アレルヤ・コーラスというのはメサイアの中にあるのか、盛り上がるなー、ティンパニのドコドコが効いてるう、トランペットは最後の審判に鳴り渡るわけね、でも音色が明るいからあんまり怖い感じはしないんだなあ、あっ、やはり指揮者は最初と最後に第一バイオリンのコンサートマスターと握手するんだ、「フジミ」を思い出すぞ、ってなことを考えているうちに3時間経っていた。Mちゃん、お疲れ様。ゆっくり休めましたか?

 篠田は「龍」続行中。明日には第三回が終わるかな。

2005.12.03

 昨日は東京創元社で『螺鈿の小箱』のサイン本を書いてました。帯がつや消しの金色なのでサインも金。海青色の見返し紙に落款もついて、篠田の字は例によってヘタクソですが、なんとなくそれなりに見えます。予約してくれた皆様、間もなくお手元に届くかと思うのでよろしく。ぜひご感想もお寄せ下さい。担当が喜ぶと思うので、奥付の東京創元社気付で出してやってね。
 『魔女の死んだ家』の台湾版がようやく届いた。奥付を見たら今年の4月に出ていたのに、やいのやいのいわないと送ってこないんだからそりゃなかんべ。ソフトカバーの軽装版だがイラストは全部生かされていて悪くない。ただしいきなり誤訳発見。
 「龍」やっと第三回の64枚。
 明日も外出するので日記は休み。

2005.12.01

 福島県の山の中の温泉に行ったら、夜は吹雪になってびっくり。雪は朝になっても降り止まず辺り一面雪景色。おかげで混浴の岩風呂をつれあいとふたりで貸し切り状態に楽しむ、という余録もあったし、景色は見事だったが、チェーンの付け外しで大変。
 今日は「龍」の続き。第三回が41枚。明日は東京創元社に『螺鈿の小箱』のサインをしに行くので、日記の更新は休みます。

読了本 『激流』 柴田よしき 徳間書店 二段組みびっしりの分厚い一冊だが、リーダビリティは高いイッキ読み本です。対照的なふたりのヒロインにサスペンスフルなプロットの妙。2000円は決して高くない。