ボストン訛り

ボストンに来てことごとく英語のヒアリングができません。
まったく理解できないのです。
まるで別の国に来てしまったような感覚です。

友人曰く、ボストン訛りの英語に慣れるだけで3ケ月はかかるとのこと。
早口で抑揚に乏しい発音には泣かされます。
話すことも聞くことさえも臆病になってしまいました。

ボストンからシアトルへ移動する飛行機の中で朝食がサービスされました。
アテンダントの早口でフラットなイントネーションで英語が理解できず「今何と言いましたか?」と質問したら「OK!」とだけ言って、エッグマフィンやらベーグルパン、コーンフレークに牛乳、クリームチーズ、ヨーグルト、バナナにコーヒーとありったけをトレーに乗せて渡されました。
すごく意地悪で内心侮辱されたと思いましたが、一品ずつ説明するもの面倒だったのでしょう。
正直なところ空腹でしたので時間をかけてすべておいしくいただきました。

【1997年9月】