セーフティインフォメーション

飛行機が離陸する前に必ず行われるセーフティインフォメーション。
緊急時の酸素マスクやライフジャケットの着用方法をテレビモニターやアテンダントの実演で説明するものです。
これは義務のはずです。
今までこの案内が行われなかったことは一度も覚えがありません。
ところが今回初めて体験してしまったのです。

カンボジアのシェムリアップからマレーシアのクアラルンプールへ向かうマレーシア航空763便でのことでした。
無料の特典航空券でビジネスクラスに搭乗したのですが16席のうち3席しか埋まっていませんでした。
すると女性アテンダントが

「今までセーフティインフォメーションを見たことがありますか?」

と私を含めた3人の乗客に聞いているのです。

「はい、ありますよ。」

と私が答えると。

「よかったぁ。それじゃ省略いたします。」

と言ってギャレーの中へ消えていきました。
さすがにエコノミークラスでは実演により行われていましたが、以前見たことがあるからとか乗客が3人しかいないからという理由で省略するなんて驚きでした。

何事もなく目的地に到着したのでいいのかもしれませんが、これって問題じゃないんでしょうかね?

ちなみにそのアテンダントは容姿端麗で好印象でしたが、着陸前にギャレーの残り物をせっせと自分のバッグに詰め込んでいる姿を目撃してしまいました。
人を見た目で判断してはいけないということを強く思いました。

【2008年12月】