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ミルクチョコレート
MILK CHOCOLATE
東京 明治製菓株式会社
1951年 再発売






こんにちは。ひろです^^
これは1951年に発売された
明治製菓のミルクチョコレートです。

深いエビ茶色の地に金色の文字。
左上には当時のロゴが堂々と配置されて
メダルとか勲章みたいにキラキラしています。

こんなにも輝いているのはどうしてなのでしょうか?



1945年に戦争が終わって
それから6年も待って再発売されたのですから

きっとうれしかったんだと思います♪

ちょっと笑っているように見えませんか?

戦後ですから、今と一緒で『明治ミルクチョコレート』


もっと前は
『トーレコヨチ クルミ 治明』
右から左に向かって書かれているんですね
あたり前のことなんだけど

明治チョコレートは最高の原料を用い、少しの不純物も混っておりません。

裏面は金色の文字がびっしりと書かれています。


その頃の人たちは
ついつい右から読んでしまったりして
変な感じだったのかなぁ?^^

1936年 満州事変
1937年 日中戦争〜カカオ原料の輸入制限
1939年 政府による砂糖の配給統制
1940年 カカオ豆の輸入途絶
1941年 真珠湾攻撃〜大東亜戦争

とうとう戦争がはじまると
チョコレート工場には
カカオ豆が無くなってしまいます。
チョコレートの原料がないので、
チョコレートが作れなくなってしまいました。
そこで・・・

日本チョコレート菓子工業組合という所と
日本ココア豆加工組合というところが
一緒になって力を合わせて
『ココア豆代用品研究会』
を作ったそうです。

きっとものすご〜く
チョコレートが食べたかったのかな
チョコレートを食べる人の笑顔が
見たかったのかな

チューリップやユリの球根
ケツメイシ
落花生の粕
そんなものなんかをグツグツグツグツと
研究したそうです(v_v)グスン


戦後6年の歳月を経て
やっとやっと再発売されたんですね〜
\(^○^)/

どうしてこんなに輝いているのか
ちょっとだけわかったような気がします。


『明治チョコレートは最高の原料を用い、少しの不純物も混っておりません。』

1945年 東京大空襲〜原爆投下〜ポツダム宣言

戦争が終わる頃から
『代用グルコースチョコレート』
というのが
出回りはじめたそうです。


1948年 明治製菓川崎工場復旧  \(^○^)/
1949年 全国国産チョコレート協同組合発足!
1950年 カカオ豆輸入再開    \(^○^)/
1951年 国産チョコレート販売再開\(^○^)/

それでパッケージがなんとなく
誇らしげというか
エッヘンと胸をはっているように見えちゃうのかな
(^O^)/~~~