こんにちは。

あの頃・・・ずいぶん小さい頃に、初めて見たパッケージは
とても大きくて、真っ白で光っていて、ひかり号みたいだなって思いましたよ。




あの頃に触れた多くのものが、今はとても小さくなってしまった。

よじ登って一本橋のように歩いたブロック塀は、
見おろす高さになってしまった。

キャッチボールをした道路は、車がすれ違うのがやっとの狭い道になってしまった。

かんけりをした材木置き場も、お祭りで映画を見た神社の境内も
とっても狭くなってしまった。

『お前が大きくなったからだろ』 って友は言う。

先日、ダイソーでハイクラウンのパッケージを見つけて購入した。

赤いラベルのミルクと黒いラベルのブラック。
ブラックは、当時は "ストレート" と名乗っていたもの。


それを手にしたときに、思った。
なんだ、こんなに小さかったんだ って。


もっともっと大きな箱だと思っていたんだ。


それで試しに並べてみた。


デビュー当時のハイクラウンを押入れから引っ張り出して
この前買ってきたハイクラウンと並べてみる

馬鹿みたいだが、陽の当たる窓辺で写真を撮った。



正面から見た大きさは同じだけれど、厚みが全然違う



あの頃、とても大きく見えたパッケージは、
今でも不思議なくらい大きくて、堂々としていました。






あのころ大きかったものが 今でも大きいと、なんだかとても、ほっとする。


高いから、大人の食べるチョコレートだって、
母が言っていた気がする。

僕はシガレットチョコレートが好きだったので
あなた様を食べたいとは思わなかったけれど

母が買ってきたあなた様を少しだけ、
もらって食べたかもしれないけれど

そんなどうでも良いお話でした。

20年前のチョコレートのメニュー


2010年12月現在販売されているパッケージは2代目以降のハイクラウンと同じ大きさです。