コンフェデレーションズ・カップ(2)


3: いざ、競技場の中へ

まず、1つめのゲートで荷物検査を受ける。

そして、階段を上り、スタジアム建物入口で、2度目の荷物検査。厳重だ。


↑ 中田のユニフォームばかりが目立つ。
実は前にもう一人「中田」がいたが、人の影に入ってしまった。

 

入口を入っても、私は2階席なので、建物の中の階段を上らなくてはならない。

 

ずいぶん大型なスタジアムなので、建物の中にも面白い施設があるのかなと思ったが、即席の売店しかなく、あまり面白みがなかった。

そして、ゲートのところで券をチェックされ、そこでボランティアに案内されて席へ。

 


↑ 座席からの眺め。けっこう見やすい。
(注:これは試合途中、ハーフタイム時の画像です)


↑ 試合前の外野席(ゴール裏)。

 

4: プレイボール!!試合開始

まずは、国際試合お決まりの国歌。

オーストラリアの国歌が流れる。しかし、これが実に中途半端なもので、終わったのに、もう一度最初から曲が流れた。そして、2回目の途中でプツッと切れ、オーストラリア国歌、終了。

続いて、君が代。これはまともに終わった。そして、試合開始!

 

「ドザア。」

 

雨が降り出してきた。私は2階席、しかも後方ということで、雨はほとんどかからない。しかし、屋根があるにもかかわらず、席の大半が被害を受けたようで、内野1階席の客は、ほとんど逃げてしまったようだ。

10,000円も払っておきながら、実にあわれなことだ。

そういえば、試合前に誰かが、「1階席あるよ。2階席と交換する人はいないか?」と言って歩き回っていた。これは、実に賢明であったといえよう。

しかし、外野は傘もささずに声援する。これは凄かった。雨といっても、ただの大雨ではなく、まさに集中豪雨、しかも雷雨であった。


↑ 「アメダス」のHPより。当時、羽田空港43mm、横浜市港北区40mmの豪雨であった。

 

しかし、豪雨だというのに、ピッチの上は全く雨がたまらず、グラウンド状態は上々であったようだ。


↑ グラウンドの長方形の中は、ほとんど雨が貯まらない。

 

そして、懸命な声援の中、ついに前半43分、中田がPKを決めた。
そのときの歓声は、まるで外国のリーグ戦のそれに匹敵するものがあった。

 

 

前半終了。

ハーフタイムの後、後半開始。

後半は、豪雨はなりを潜めたが、雷が多発した。とはいえ、雲間雷がほとんどで、対地雷はそれほど無かった。しかし、音は凄かった。

しかし、時々起こる歓声は、雷鳴を文字通り「かき消した」。

それにしても、選手に落雷などの被害がなくて幸いであった。昔、神宮球場のグラウンドに落雷があっただけに、あなどれない。

 

試合は、オーストラリア押し気味に進めながらも・・・

試合終了。

これで、日本はフル代表では初の「決勝戦」に進み、フランスと戦うことになったのである。

試合結果(別ウインドウ表示)

 

応援団は、選手同様、一時も休まず声援を送りつづけた。

なんといっても、これに尽きる。

 

 

 

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