MY LITTLE LOVER 「Clips」 全曲紹介


MY LITTLE LOVERのベストアルバムCDが、「Singles」。

これまでにリリースしたシングルCDが、時間順に並べられた1枚のCDです。

そして 「Clips」とは、「Singles」収録曲の大半を
プロモーション・ビデオつきで 1枚のDVDにまとめられたものです。

このページでは、そんな「Clips」の曲を紹介していきます。

 


【 凡 例 】

No.  

曲  名

 

シングルCD発売日

 プロモーション・ビデオのロケ場所

 内 容



 


 

01  

Man & Woman

 

1995.05.01

・ 東京・渋谷の旧山手通り周辺。

MY LITTLE LOVERのデビュー曲。
発売1週目の売上は38位 (← このランクはCount Down TVによるもの)。
その後、40位、43位と徐々にランクダウンし、もはやこれまでかと思われた。
だが、それから順位を上げてきて、発売11週目にして7位にまで昇りつめる。

 

02  

My Painting

 

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・ どこかのスタジオ内。
・ 白黒映像の部分は、メルボルン中心部 Flinders Street駅付近での撮影?

もともとシングルカットされておらず、アルバムの中の1曲に過ぎないが、
なぜか全編にわたって映像がつけられている。
曲調が「1980年代の女性アイドル」を思い起こさせる作品なので、初めて聞くと
拍子抜けするかもしれない。

 

03  

白いカイト

 

1995.07.03

・ どこかの海岸。東京都内でないことは確か。
・ 場所は特定できないが、次作との関係でハワイ島の可能性もある。

「Man&Woman」・「Hello,Again」とあわせて、初期3部作と呼ばれる。
この3作のうちのいずれかに惹かれて、ファンになった人が多いようだ。

 

04  

Hello, Again 〜昔からある場所〜

 

1995.08.21

・ 全編ハワイ島での撮影。標高4,000mを越える山が2つも存在する。
・ 何箇所もロケ地があり、かなり熱が入っている。小林武史氏が一人で作ったPVとか。

日本テレビ系ドラマ『終らない夏』の主題歌。

1990年代を代表する曲。発売後5〜7週目にわたって、3週続けて1位獲得。
「1番−2番−間奏−3番」の典型的な構成ではあるが、全曲を通して
テンポが一定なので、聞いていて心地がよい。
単純なメロディに聞こえるけれど、隠れた音色が曲を引き立てている。

 

05  

NOW AND THEN 〜失われた時を求めて〜

 

1996.10.28

・ ロサンゼルスの海岸の砂浜。
・ この砂浜の上に、むりやり遊園地を造っての撮影。

日本テレビ系列ドラマ『ナチュラル〜愛のゆくえ〜』の主題歌。

第1子出産前後の曲。全体的におとなしめの曲。
マイラバ全体に言えることだが、聴いていると心の中で、情景が浮かんで
くるのが不思議。

 

06  

YES 〜free flower〜

 

1996.12.02

・ ロサンゼルス近郊のライブハウス「Whisky A Go Go」。
・ ロス中心部から西に10kmほど行った所にある。

映画『スワロウテイル』の挿入歌。角川ミニ文庫のCMソング。

冬にふさわしい、どこかしんみりとしたメロディ。
テンポが速いわりには、歌詞の量が少ない。
こういった感じの曲もマイラバの特徴のひとつで、どのアルバムにも1曲は
入っているが、その代表格のようなもの。藤井謙二のギターにも注目。

 

07  

ANIMAL LIFE

 

1997.06.25

・ パリのスタジオにて。屋外での撮影もある。
・ 細かい場所は、まだ特定できていない。

日産自動車「ウイングロード」のCMソング。

一般の8ミリで撮影したらピンボケになったらしく、そのアナログ感が
気に入って、そのままプロモ映像に採用されたとか。
AKKOさんに加え、フランスのオーディションで選ばれた3人が登場している。
4人はみな同じく、70年代の歌手のような服装。これが謎である。
それでも、意外に曲とマッチした映像なので驚かされる。

 

08  

Shuffle

 

1997.08.20

・ サンタフェ(米・ニューメキシコ州)郊外にある小さな町、ラス・ベガス。
・ カジノなどで知られるラス・ベガスとは別の町であり、人口は15,000人。

フジテレビ系列『めざましテレビ』、「占いカウントダウン」の間奏。

MY LITTLE LOVERの作品の中では、最も躍動感がある曲。
アップテンポで、聴いている人が元気づけられる曲は数少ない。
このアーティストがライブをやらないのは、こういったノリの良い曲が
少ないから、なのかもしれない。

 

09  

Private eyes

 

1997.11.12

・ マラケシュ(モロッコ王国)。アフリカ大陸北西にある、イスラム圏の街。
・ マドリード(スペイン)から南東に約1,000kmの場所。

「ハローハローハロー」。宇宙との交信を思わせる始まり方。
曲全体が幻想的であり、プロモーションビデオも謎のつくりとなっている。
ちなみに、前の「Shuffle」からは質の高い機材で撮影しているので、画質が良く
なっている。

 

10  

空の下で

 

1998.01.21

・ オンフルール(フランス・ノルマンディー地方の港町)。人口は約10,000人。
・ セーヌ川の河口にある。市販の世界地図には載っていない。

こちらも日産自動車「ウイングロード」のCMソング。

曲名の通り、こちらも風景を中心に歌っている。
サビに入るまでの、リラックスしたような感じのメロディーにも注目。
なにより、映像の風景と曲とがマッチしている。

 

11  

DESTINY

 

1998.05.13

・ ロサンゼルスにある建物内での撮影。ヨーロッパの古城のような建物。

フジテレビ系列ドラマ『WITH LOVE』の主題歌。

全体を通して静かな感じ。バイオリンでゆっくり弾くのが似合うようだ。
映像は、上流貴族の生活を連想させるような豪華なもの。
登場するオーケストラ、初老の役者が、その上品さに色を添えている。
かと思えば、NECのPC-8001みたいな旧型のパソコンが出てきたり。謎である。

 

12  

CRAZY LOVE

 

1998.07.23

・ チミケップ湖(北海道・津別町)の湖畔。

キリンビバレッジの緑茶「Naturals」のCMソング。

CMには、AKKOさん自身が出演していた。「ナチュ♪」の声でおなじみ。
このCMのおかげで、この曲はかなり知名度が高くなったと思う。
プロモビデオの映像は、全体的に暗い(明るさが)。
曲調が明るいので、この暗さはちょっと不釣り合いといった感じを受ける。

 

13  

STARDUST

 

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・ 中国の上海。
・ 後半部分では、上海テレビ塔(高さ468m)も登場する。

この曲のリリースを最後に、マイラバは長期休養することになった。
別れの挨拶代わりなのか、もの悲しい曲である。
小林武史はこの曲がお気に入りのようで、別のアルバムにはこの曲が3つも
入っている(しかも、いずれの曲も微妙にアレンジされている)。
なぜ上海で撮影されたのか分からないものの、映像と曲とはマッチしている。

 

14  

shooting star

 

2001.02.28

・ 場所は「森の中の木箱」。
・ おそらく、都内スタジオでのCG合成撮影であろう。

日本テレビ系列ドラマ『FACE〜見知らぬ恋人〜』のオープニングテーマ。

STARDUSTがリリースされてから2年3ヶ月、この曲が発売された。
前の「STARDUST」とは、STARつながりである。
この曲以降、プロモーションビデオの内容は「景色で勝負」というよりは、
「CGで勝負」の風潮になってきている。

 

15  

日傘 〜japanese beauty〜

 

2001.04.18

・ こちらもCG映像。都内のスタジオにて収録されている。

「カルピスウォーター」のCMソング。

小林武史が朝、起きたら頭の中に残っていて、急いで書き上げた曲。
前の「shooting star」も、そんな感じでできあがった曲だったように思う。
ひさびさの明るい曲。

 

16  

Topics

 

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・ 東京都内(丸の内のオフィス街、羽田空港?)
・ CG映像(首都高速・湾岸線?)

曲としては、何かを訴えかけている感じの曲。
シングルカットされておらず、アルバム「Topics」の中の1曲に過ぎない。
それでも、全編にわたってプロモーションビデオがついている。
そして、1995年5月のデビュー曲「Man&Woman」以来、6年ぶりの都内での
屋外ロケとなった。

 

誤り・追加などありましたら、遠慮なく指摘してください。
ロケ場所についての情報の一部は、「Clips」付属のエピソード文章を参考としています。

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