MY LITTLE LOVER 「Clips」 PV撮影ロケ地のガイド
STARDUST | 上海 (中国) |
世界各地をめぐってきたマイラバPVロケも、ここ上海でひとまず終了する。
これ以後、日本以外でのロケは無い。上海といっても広い。
そのなかでロケは、主に上海の「外灘(ワイタン)地区」周辺で撮られている。このロケを見るにあたっては、外灘地区の歴史を知っておくと面白い。
それは後ほど簡単に触れるとして、上海は中国のなかでも特に発展が著しい場所である。にもかかわらず、昔ながらの面影も残す、不思議な場所だ。PVでは、その新旧がうまく混ざっていて、いい感じではある。
ただ、なぜSTARDUSTが上海なのかは不明であるが。
なお、事前に断っておくが今回はあまり書くことがない。
そこで、これをご覧になっている方々へ、いいことを伝授しようと思う。
今回のように、書くことがあまりないと分かっている場合の戦術として、
「図表で紙面を埋めつくす」
という古来からの手法がある。つまり書くことがなければ、意味のない図を挿入したり、図を拡大して貼り付け、さもボリュームが多そうに見せかける、というものである。
この手は、見かけ倒しとしても非常に有用な手法であるので、大学でのレポート作成などにも大いに活用し、役立てていただきたい。
上海には虹橋空港と、最近できた浦東空港とがある。日系航空会社は、浦東空港がほとんどだが、便数はあまり多くない。成田から1日2,3便といったところ。
しかし、成田、関西、名古屋、福岡、札幌だけでなく、仙台、福島、新潟、岡山、広島、長崎、沖縄と、全国各地から飛行機が飛んでいる。
この浦東新空港はアジアのハブ(拠点)空港を目指しており、最新設備が揃っている。(パソコンのUSB機器を持っているなら、USBハブを思い出して頂けるとイメージしやすいのでは。) 数年後には、市内中心部までリニアモーターカーが走るという。
現在は、市内中心部までの交通はバスが主。市内は安いタクシーか、正確な地下鉄が主流という。バスもたくさん走っているが、外国人には受けが悪いらしい。
なぜか、という所までは調べていない。もし分かったら、更新するときについでに書き加えたいと思う。
1.民家、露店、自転車・・・・・・(前半〜)
これについては、どこにあるのか、ということよりも、中国の生活そのものを味わったほうが楽しい。小林武史氏がいうには、これは普通の民家を使ったとのこと。まさに中国人民の生活そのものだ。
PVで見るとおり、自転車の数がハンパではない。そのうえ、自転車に信じられないほどの荷物をゆわえつけ、必死にペダルをこぐ人が多いのだそうだ。
なぜかについては、よく分からない。ただ言えることは、上海は街全体が平坦な土地なので、長崎や小樽などとちがって自転車が走らせやすいということ、そして「安い」ということだろう。
最近の中国は景気も良くなってきて、電動自転車やバイクの数が増えたらしいが、月収の6分の1程度で買える(らしい)自転車はやはり根強い人気があるのだろう。
朝は太極拳をやりに、広場に集まるような国の人民なので、健康面のことも考えて自転車を愛用している、とも考えられる。
2.上海テレビ塔(中盤〜ラスト)
またの名を東方明珠塔。中国の人はこう呼ぶそうだ。
高さ467mは、東京タワーの333mを軽く超える。展望台は3つあり、3つとも丸い展望台だ。下から順に下球、中間下球、上球と名前がつけられていて、それぞれ高さ100m、260m、350mの高さにある。
一番ポピュラーなのは中間の球(?)であり、ここには1,600人収容の回転レストランも存在する。
ちなみに、タワーのエレベータは大変混むそうで、週末は1時間待ちもザラではないとのこと。そのぶん、見晴らしは最高だそうだ。あくまで晴れていればの条件つきではあるが。
探してみたのだが、このタワーの公式ホームページなるものは存在しないらしい。むしろ、日本人による旅行記のほうがはるかに詳しく書いてある。
あまり参考にならないけれど、付近の地図を。
3.外灘地区の夜景(終盤)
この地区は、先ほどのタワーから川をへだてた反対側にある。
この地区の夜景をPVで見て、おやっ、と思った方はいるだろうか??
あまりにもきれいな夜景ではあるが、その夜景のほとんどが、中国っぽくない西洋風の建物の明かりなのだ。上海にあって、なぜ西洋の建物があんなにも多いのか。
その答えが、「歴史」の中にある。よくテレビのバラエティ番組とか、食材の番組とかで、ドラがジャーンとか鳴って「中国四千年」とか、変な字体(隷書体)で書かれながら紹介されるケースがある。ところが、上海の歴史はたかだか数百年。それも、現在のように有名になったのは、ほんの150年ほど前なのである。
発端は中国とイギリスとのアヘン戦争。1840年頃に起きたこの戦争は、結局イギリスの勝利に終わる。そして中国は、「南京条約」という条約を結ばされ、イギリス・フランス・アメリカなどの国が、ここ上海に「租界」と呼ばれる外国人居留地を置く。その上で、欧米が競って豪華な建物を次々と建てていったのが、結果として外灘地区の夜景をきれいなものにした、という皮肉な話である。
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今回はあまり時間をかけなかったので、物足りない感じを受けた人は多いかもしれないですね。最近は時間がなかなか取れない中で、1日で下調べから完成にこぎつけたので、雑な部分もあるかと思いますが、そのへんは読み流してください。
とネットサーフィンしていたところで、面白いページを見つけました。
上海の表の顔(タワー・外灘)と、裏の顔(路地裏の露店とか)が一度に見られる写真集。下にリンクがあるので、一度見てみてください。
参考資料
☆ 外灘地区の夜景、その他風景
【 Keiichi's Page 】 ・・・ おすすめ! 外灘の夜景は「上海・表通りの顔」を選択。
☆ 上海の観光全般
【 上海エクスプローラー 】 ・・・ 観光地の情報をはじめ、さまざまな情報が。
【 上海観光情報局 】 ・・・ 観光情報が充実。
【 ALA!中国 上海編 】 ・・・ 上に同じく、観光情報が充実。