URSO
TIMES
10月2日号(今季最終号)
斬られる前に自ら絶つ、これぞ大和魂だ。
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−−−−−ウルソーは帰国した。
9月28日、関西空港からアメリカへ帰国との報は瞬く間に全国を駆け巡り(Yahoo!による)、日本国民を失意のどん底に陥れた。
これがただの帰国なのか自主退団なのかは、時を待たないとわからない。
しかし、左腕が手薄なカープにおいて活躍ができなかったのであるから、他球団でプレイするのは非常に困難であるはずだ。
やはり、来年は台湾で一旗あげるのか。
ウルソーは、アメリカにこだわり過ぎたのではないか。
身の程を知らずに1990年から、ずっとメジャーの傘下でプレイするもメジャー昇格のチャンスは無く、仕方なく格下の日本、それも投手陣をみれば格下のほうにあたる広島カープという球団でも、働くことができたのはわずか2ヶ月足らず。
ここでもし、最初から台湾でプレイしていたらどうなったか。
台湾で名声をあげることができれば、東京ジャイアンツからの誘いがあったかもしれない。台湾で有名になったという自信があれば、東京ジャイアンツでもそこそこの働きはできたであろう(3勝5敗くらいが妥当な線)。
そもそも、東京ジャイアンツは実績重視で選ぶ。(数字でしか実力を判断できないから)台湾で数字さえ残せば東京ジャイアンツとはいえ入団は簡単である。
その頃は、台湾〜日本という経歴を歩んだ、(東京ジャイアンツにとっての)極悪人ガルベスも名が知れていない頃であり、怪しげな外人獲得にも積極的に乗り出しただろう。
その東京ジャイアンツで、まずは1年契約、合計2億ほどのカネをもらい、前述の成績を挙げる。すると、当然のことながら解雇リストに掲載される。
ウルソーは、今で言うヒルマンと同じような扱いで世論を展開し、スポーツ新聞は叩き、週刊誌にストーキングされる。しかし、そんなものはお構いなしだ。帰国すればいいのである。
帰国後は、「東京ジャイアンツでプレイしたウルソーです」といえば、NYヤンキースあたりが雇ってくれるだろう。あの元・中日のディンゴでも雇ってくれた球団なのだから。この2球団に1年ずつ在籍すれば、あとは生活に困ることはまずないといえよう。
ひとたび帰国すれば、冷めやすい日本人の国民性ゆえ、わざわざ ★アメリカ★ まで追っかけて成敗するなどという考えをもつ日本人もいなくなり、仮にいたとしても、フロリダのパーフェクトストームにやられておずおずと退散するのがオチだろう。
だが、現実のウルソーはどうか。最も重要な稼ぎ時を、本国のマイナーリーグで費やしてしまった。
今年28歳のウルソー。あの体型に年齢を加えると、プロとして働くことが可能なのはあと3年近くしかないものと思われる。
仮に、来季ウルソーが台湾でプレイしたとしても、この年齢(数字)では東京ジャイアンツはおろか、他の球団は雇ってくれない。
台湾で活躍することがあったとしても、給料はたかが知れている。
おまけに、この9月に長女が誕生したウルソー。
あまりにみじめである。
ここで強調しておきたいのは、ウルソーは解雇されたのではなく、自主的に帰国しただけのことである。
つまり、球団側はまだ解雇を決定していない。カープという球団に居残ることも、ひょっとしたら可能かもしれない。
もし、私がウルソーだったらどうするか。人間的ないざこざなどが無ければ、迷わず台湾よりカープを選択するだろう。
なぜなら、前述の通りカープ投手陣の品不足著しいからである。ちょっと練習を積めば、活躍も夢ではない。左腕のウルソーにとって、こんなオイシイ話はないはずだ。
カープも、春先から夏場にかけては一応、真剣勝負が続く。そこでは活躍の場は少なからず与えられるだろう。
というわけで、世界で一番ウルソーを扱う当ホームページとして、ウルソーに強く薦めたい。
ぜひ、広島東洋カープに残りなさい。
さて、本人が帰国してしまい、新たな話題も発生しない現状であるので、ひとまず定期的な
Urso Times 更新は今回で終了とさせて頂きます。
ウルソーが来季復活することがあれば、また発行するかもしれません(でも忘れてそうだ。なぜって自分も日本人・・・)
小さなトピックは、主に掲示板のほうにて披露するつもりです。
ひとまず、今まで愛読してくれてありがとうございました。
また、来年ここでお会いできることを願って。
ここまでこのページが続くとは思わなかった。
私は月曜から土曜までは一応ちゃんと勉強し、日曜には全く勉強しないことに決めている。そして、思い切りリフレッシュするという試み。遊びに出かけたり、部屋の整理をしたりとか。
ところが最近、大事な日曜をこんなページの更新のために何時間も費やすようになり、はっきり言ってネタ切れ即打ち切りの様相を呈しつつある、ということは自分の胸の中に秘めておいたほうがいいだろう。
ウルソーをメインにしているページのはずが、必ず話が横道に反れるというこのページ。意図しない反響の数が増えてきたのは気のせいか(多分気のせい)。
今回も、話はウルソーと関係のない方向へと進もうとしている。
そして、詳しい読者ならご存知であろうウルソー本人のビッグニュースについても、後回しとする。
さて今日の授業に入る(勘違い)
以前の日記で、セ・リーグが「先進国有数のつまらないリーグ」になるのも時間の問題であると、このページを通じて全世界に警告した。そこで、今回はこの現状を探ってみたいと思い筆をとった(キーボードを持ち出した)。
その「つまらないリーグ」、とは何か。それを計測する尺度は何かないのか。
こんなくだらないことに時間を費やすこと1時間、ついに「独占度」というバロメーターを考えついた。(これは本当)
まず、つまらないリーグを独断で定義づける。それは、ある1つのチームが毎期優勝することである。たとえそれが人気チームであったにせよ、超マイナーであったにせよ、独走にせよ、団子レースを制した末の優勝にせよ、だ。
というか、こうでも定義しないと、過去の勝敗表からなにから全部調べないといけないし、そんなことに時間を費やすほど私は献身的ではないのだ。
こう考えると、逆に「一番面白いリーグ」とは、例えば6チームあるセ・リーグだったら、極端にいえば全ての球団が6年ごとに優勝する、要するに全部の球団に均等に優勝のチャンスがあることを指す。
そして、主要各国のリーグについて、独自の計算方法にもとづいて出してみました「独占度」を。
なお、これの作成にあたっては、数年ぶりに買った(カープの前田が表紙のとき以来)『number』というスポーツ系雑誌と、一部のHPにあったデータを参考にしました。スペシャルサンクス!
まずは、各国主要リーグの、過去10年間の優勝チームを並べてみる。
なんでここに表示しなかったかというと、Excel で作ったグラフを貼り付けることができないのである。仮にもこれはMicrosoft
Frontpageで作ったページであり、同じ社の製品である、にもかかわらず使えない。前のバージョンのExcelではできたというのに。同じ社の製品同士なんだから、互換性ぐらい持たせろよな。
ユーザーの気持ちを汲み取らないという点では、さすが外資系といった感じであった。
さて、計算してみました、独占度。値が大きいほど独占されている、ということを頭の片隅に置いて、さあどうぞ。
| 野球リーグ |
独占度 |
サッカーリーグ |
独占度 |
| セ・リーグ(日) |
3.18 |
セリエA(イタリア) |
6.28 |
| パ・リーグ(日) |
5.45 |
Liga Espanola(スペイン) |
7.81 |
| ナ・リーグ(米) |
6.02 |
プレミアリーグ(英国) |
7.81 |
| ア・リーグ(米) |
3.50 |
ブンデスリーガ(ドイツ) |
5.02 |
| 韓国リーグ |
3.62 |
ディビジョン1(フランス) |
2.81 |
| 伊・野球リーグ |
3.92 |
オランダリーグ(オランダ) |
5.32 |
「こんなんでましたけどぉ。」
計算方法は、別表の最後に書いておきました。(別表のスペースの区切りがブラウザに合ってない、という方はメールください。EXCELの元ファイル送りつけます)
この独占度は、ベストな値が0であり、ワーストな値については上限がない。
ワースト値の例としては、もしも全20チームのリーグで10年連続優勝をかましたバカチームがあったとしたら、そのリーグの独占度は13.10
と出る。
ベストな値についていうと、セ・リーグなどは6球団しかなく、10年あればどこかが2度優勝してしまうため、0という値は出てこない。
細かいことはおいといて、だいたい見た目通りの値が出てきたのではないかと思っている。(我が努力報われたり)
と同時に、セントラル・リーグの独占度がなんと第2位につけている。この計算方法は、1球団がずば抜けて強いときに数字が強く振れるので、むしろヤクルトと優勝回数を分け合っているここ10年間は、わりかし健全な値を示している。ちなみに、昭和40年から49年までの10年間(読売9回、中日1回)の値を出すと
7.00 となり、第10位に落ちる。
と同時に分かったことは、他国家のリーグも結局はつまらないということであった。たとえばイタリア・セリエA。イタリアのナベツネことベルルスコーニが会長である
ACミランは、18チームもあるリーグで、10年の間に5度も優勝している。
まだまだ悲観するには及ばない。いまさら読売が強くなりかけたといっても、他国ではこういうことは当たり前のことである。
ちなみに、イタリア野球リーグというものの存在、私は今日まで知らなかった。良い勉強になった。(しかし、ぬるま湯リーグではなく、野球としては珍しくヘボチーム降格制度あり。ヨーロッパって好きだねこういう残酷な制度)。
さて日本に目を移すと、セ・リーグとパ・リーグでは、チーム数が変わらない限り、理論上この独占度を
2.16 にまで下げることができる。ぜひとも日本球界には、この値を目標にやってもらいたいものである。
そして、この独占度を下げようと奮起している選手のなかにウルソーがいる。果たして、この値を下げる貢献をすることができるのだろうか?
先週の成績を見てみることにしよう。
先週のウルソー!
登板なし。
というか、2軍の試合もう全部終わってしまいました。
これからは、ブルペンでの投球内容を買ってもらうしかないのか!?
ちなみに、2軍最終戦でラドウィック(先週号に顔が掲載されている)が打ち込まれ、今季限りでの勇退を確実とした。ていうか何しに来たんだこの外人は一体。
そして、この出来事に触れておかなくてはいけないだろう。さあ、うれし泣きの準備を。
★祝!ウルソーに長女誕生!
Happy
Birthday, URSO!(違うか)
いやあめでたいめでたい。最大フォントをもって祝いたいと思います(これしきで最大フォントか情けねぇソフトだ)。
ウルソー万歳!これをきっかけにがんばれ。
メジャーリーグで日の目を見なかった「恐いけどいいひと」ウルソー。そのインプレッシブな投法と笑顔を、ぜひ来年また、日本のトップリーグで見たい。
だがしかし、ここにきて気になる達川監督の一言が。
達川
「これからは育成を考えた選手起用をしたい」
先週の終わりで述べたことを、監督も公言したようです。ウルソーにとっては、これでヤバさに追いうちがかかる形になった。
ペナントレースのこの時期に活躍して、逆転残留を果たしたのは、カープではアレンくらいか?
でも、アレンとはいってもチームの4番を打ってたような外人だったし。
うーむ来年は阪神かどこかのユニフォームを着ているか?
それとも兄弟エレファンツ(台湾・中華連盟リーグ)とかでやっているか?
そんなの嫌だぁ、ウルソーはカープにとって密接不可分の存在なのだ・・・
だって「連投」に慣れているから。
来週は更新を休みます。ご了承ください。(来週だけかどうかは不明)
*試合後の長嶋監督。(テレビ中継中、@ロッカールーム)
・ ウルソーの魅力ですかぁ?
そりゃあいっぱいありますよ、ええ。
・
んーいつになったら教えてくれるのかって?
エッヘッヘッヘー。
まあそんなにね、焦らないで下さいよ。魅力をいっぺんに伝えたら、その場で更新終了じゃないですか、ねえ。
(長嶋監督の後ろを元木がカメラ目線で過ぎ去る)
・ えっ?
ほんとは魅力がないんじゃないかって?
いやっもうね、そんなことないですよぉ、えっへっへ、ちゃんと伝えますからね、待っててくださいよぉ。ハイ、期待していてください。
(立ち去る)
期待しないでください。ハイ。
戻る
【注意報】
今日はちょっと聞きなれない外人の名前が多発予定。
外国人選手というものは、球団によって若干の差がある。
言い換えれば、あるチームに在籍する外国人には、類似点が見られる。つまり、取ってくるスカウトの好みが入ってくる。外人取りはスカウトに託されているのだから、それ位の自由は与えられてもいいとは思う。
独断で、セ・リーグ各チームの外人の特色を列挙してみる。
・ ヤクルト ・・・ 従順系
・ 読売 ・・・
むさ苦しい系(反・癒し系)
・ 中日 ・・・
格闘系・凶暴系・恐怖系
・ 広島 ・・・
生真面目系(プチ紳士系)
これは、チームカラーとも酷似している。いくらスカウトの自由とて、スカウトもフロントの一員、さすがに似たり寄ったりなのである。(横浜と阪神は分類のしようがないが)
カープを見てみると、90年代はまさにそうだった。ブラウンといい、メディーナといい、ロペスといい、ディアスといい、獲得した外人はみな真面目であった。しかし、そんなカープにも、再編の波が訪れたのである。
発端はドミニカ・カープアカデミーの発足である。そこで育ったチェコ(背番号106、のち50)による背信行為退団幕は、カープの真面目、従順な外人像を見事に壊した。
そして、その後はもう、和洋折衷、ありとあらゆる外人を使っては消え、使っては消えた。ドミニカ上がりの
ラミーレス、ペルドモ、ペレス、ケサダ(ケサダはドミニカ上がりでは珍しい逸材であったが、結局メジャーに逃げた)、グスマンなどはいずれも不発に終わった。尚、ほとんどは読売系の顔であった。
ドミニカアカデミーは、問題児もかなり輩出した。メイ、ガルベスほどではないものの、チェコをはじめ、ソリアーノも年俸面で球団側とのソリが合わず退団した。ていうか、このような事件が頻発したのである。
給料が不満なんだったら最初からアカデミーなんか入るなよ。
お前等の為に大枚はたいてるんはどこの誰だと思ってやがるんだ、この野郎。
下らない連中に恵まれたアカデミーも失敗だと気づいた球団、以前通り真っ当な方法で外国人を連れてくる。しかし、そこには既に「紳士系」と呼べる人はなかった・・・
まずは、調子の悪いミンチ−の代替列車として来たデハート。デハートは、自分の調子が悪いことに腹を立て、大野投手コーチに指を立てた。このfuckin'
行為が球団の怒りを買い、1ヶ月足らずで退団。
前の日記でも出てきた、今年加入のクリストファー・カンバーランド。外見は紳士(チャーリー・シーン似)。でも1軍1試合で退団。
同じく今年加入のジェフ・ボール。紳士と呼べなくもないが、練習について来れずに退団。
カンバーランドの代替役として急遽2000年シーズン途中に緊急来日したのはラドウィック。しかし2軍レベル。ところでこの人も、ちょっとカープ向きじゃないよなあ・・・入る球団間違えたんじゃない?。なんたって、顔が、、

これだからな・・・どこに向いてるんだろう。この人。
答え:第二のディスティファーノ。
そして、以上3人と同期のウルソー。
ウルソーは、画像を出すまでもなく紳士系で決定でしょう。というわけで、彼、サルバトーレ・ジューデ・ウルソーこそが、カープ外人の潮流を継いでくれる男であると確信している。
さて、あとはピッチングでの活躍が待たれるところであるウルソーであるが、
先週のウルソー!
登板数1(8月29日、対近鉄2軍)@山口県由宇球場
2番手。菊地原−ウルソーー小山田
の3人リレーで、相手をなんと完封!!
ついにやりました!!完封ですよ完封!
しかも3人力を合わせての共同合作。
先発は菊地原、7回2/3を7安打無失点。
2番手
ウルソー1/3を無安打無失点。
3番手、小山田1回を1安打無失点。
んっ?・・・おい、1/3ってなんだ、「さんぶんのいち」って。
単なるワンポイント登板じゃねえかよ。
しかも菊地原(神奈川県・相武台高校卒)といったら左腕、ウルソーのライバルでもある。
このページができてから、ウルソーが放ったのはたったの1回と2/3。投げられるんだったらもっと機会を与えてくれ>球団。
ペナントレースは事実上終了し、中日ドラゴンズでさえ育成モードに入った。広島カープも当然そうであるが、これまでのカープにおいて、助っ人外人は育成対象とはならなかった。当たり前の話である。助っ人とは育成するものではなく、即戦力を求められているからである。
ウルソー、今季限りで引退の公算が高まってきている。
主人公ピーーンチ!!
戻る
この一週間で、セントラルリーグの先行きが見えなくなってきた。
読売が、カープを相手になんと負け越し、横浜にも連敗を喫している。
逆指名、FAなどの制度が存続する限り、「先進国のプロスポーツリーグの中で最もつまらないリーグ」の称号を頂くのは時間の問題であるが、そもそもなぜ各チームの戦力にばらつきが見られるのか?
結果は明白である。金(カネ)、である。
外国のリーグは、特にサッカーはそうだが無数のクラブチームの中で最上位16ないしは20程度のチームが「一部リーグ」みたいなものに所属する。そのリーグで、負けが混んで低迷すると、自動的に二部リーグへ降格するという、カープや阪神にとっては背筋の寒くなるような話である。(そういえば日本のJリーグもそうだった。)
そして、負けていくチームの原因の主なものが、資金不足によるものである。海外では、一部リーグ残留をかけて優良な選手を引き抜こうとする。生え抜きを育てようなどという姿勢は感じられない。そんな悠長なことをしていては、いつまで経っても一部リーグには上がれないからである。
昔、スペインのサッカーリーグで地元選手育成を中心にやってきたクラブチームが成功を収めた例があったが、そんなものはごく少数である。
そして、有名な選手を連れてくると当然金がかかる。今年サッカー界で動いた金は、
・ガブリエル・バティストゥータ獲得に総額35億円(イタリア)
・エルナン・クレスポ獲得に総額58.5億円(イタリア)
・ルイス・フィーゴ移籍に総額60億円(スペイン)
をはじめとして、10億円以上などザラである。
これだけの選手がいると、やはり強い。そして、各国一部リーグで優勝に絡むチームのオーナーは、いずれも豊富な資金を手中に収めている。例えば、イタリア・サッカー界のナベツネこと
ベルルスコーニ(ACミラン・会長)
は、出版社数社に加えてテレビ局数局を持ち、イタリアの首相も経験しているほどだ。ナベツネの比ではないのである。
こうしたチームとは裏腹に、資金を尽かせたチームは有力選手を獲得できず、当然のように二部リーグに降格し、新しいスポンサーが出るとまた一部復帰、とこうだ。成績は、資金力に比例している。はっきり言ってつまらないが、これが現状ということか。
その反面、ありがたいことに日本のプロ野球リーグには「降格」というものがないので、日本のファンは「選手が育つ楽しみ」を味わうことができる。
しかし、そんな牙城も崩れそうだ。資金力の面から言えば、カープ、阪神、ヤクルトなどは三部リーグレベルであろう。読売でさえ、海外に出たら一部で残留できるか、あるいは一部リーグの中堅(10位くらい)にとどまるだろう。しかしそれでも、一部と三部では選手層の違い甚だしく、とても太刀打ちできるはずはない。
・・・だが、先週はカープが読売に勝ち越したのである。
その原因は何か。一つは監督の采配、一つは選手のやる気、そしてもう一つはフロントの頭脳、、ではないだろうか。
カープと読売を比較してみたい。監督に関しては、あまり変わらない。しかし2戦目は、長嶋のドラマチックな采配により勝敗が分かれた。(岡島から投手を桑田に変えた直後に打たれた所とか)。
また、6−9でカープが勝った1戦目では、選手のモチベーションを高めた監督采配に軍配が上がったということにしておく(朝山に代打を出さなかった所とか)。
フロントの頭脳とは即ち、補強方法についてである。選手を取るのか育てるのか、取るとしたら誰を取るのか、などといったことであるが、読売に関していえば方針、そして一連の行動の不格好さに関しては 言わずもがな
であろう。
一方、カープの場合はどうか。選手を取るという行為は正当な(合法的な、ではない)方法をもって、つまりはドラフトとトレード、テスト生試験、新外人獲得によって、のみ行うとしている。つまり、正当ではないFA制度に関しては、その市場に関わりをもたない、と決めている。それは金がないからでもあり、昔からの方針であるからだ。
表現がヤバくなったが、要するに物々交換はするがオークションには手を出さんぞ、ということだろう。
こんな考えではいずれ潰れる、というのが大方の意見だとは思うが、そういう考えなのだから仕方がない。
このカープ路線は、1軍、2軍を問わず選手に勇気を与える。できが良くなれば、どんなに無名でも1軍で活躍することができるからだ。野々垣は日本でないと日の目を見ることがなかったかもしれない。
だが、1軍に上がっても成績が悪いとすぐ落とされる。新井はエラーをした次の打席で三振に倒れたところで即交代させられた。
1軍でもウカウカとはしていられない。ライバルはいくらでも1軍に上がってくる。
そのためにカープの2軍は、最も活気のある2軍といってもいいだろう(成績はそれに反して惨々であるが)
そんな中で、今日も2軍で頑張っているウルソーがいる。ウルソーの場合はもっとヤバい。2軍でも結果を出さないと、日本人に比べて解雇の確率が高い。
さて・・・
先週のウルソー!
ついに登板!(対近鉄2軍)@藤井寺球場
4番手。1回1/3を、2安打 1本塁打
自責点1。
詳細モードは、
7回裏:
川口、ショートゴロ。
8回裏:
中濱、ライト前ヒット。
中濱、牽制死。
萩原、レフトへ本塁打。
倉本、ライトフライ。
覚前、ショートゴロ。
試合のほうは、4−6で敗退。
ところで、この中濱ってのが実にいい味出してます。
山崎健のように矢のような牽制球を投げるわけでもない(はずな)のに刺されるとは、如何にこの「中濱」という選手が、ウルソーに対して無頓着であったかが伺い知れましょう。
こんな事をしているようでは、1軍に上がれるはずもなし。
イタリアだったら即、除却。
もっと選手もウルソーに興味を持ってほしいものだ。愛しろとまでは言わないからさ。
そのウルソーの魅力については、次号以降で触れます。多分。
超長文となってしまった。せっかくの休みもこれで潰され・・・(以下略)
いま振り返ってみると、全然ウルソーと関係なかったじゃないかコラ。
p.s.
先週初めてこのページに対しての反響を賜りました。まあ半ば強制的にではあったような気もしなくもないのですが云々。
ウルソーがファームに落とされてから、2週間が経とうとしている。
そして、このページは1週間を迎え、今ここに不可能と思われていた2回目の更新がなされた。
だが、依然としてこのページへの反響ゼロ。
ファンメールはおろか、掲示板においても全く話題が振られない(無理に振ってくれとはいわない。)
このページに課せられた使命は、この時代を共に生きるウルソーの良さを、一人でも多くの人に知って頂きたいことにある。
確かに、私はウルソーの良さの1%も伝えていない。なのでウルソーを知る手がかりは、追い追い書いていくつもりである。
そんな私が密かに期待している密かな広告塔が、ウルソーの叔父の存在である。
この叔父を名乗る人物、シーズン前にRCCカープ・インターネットスタジアム(地元メディアのカープファンページ)の掲示板において、英語で発言をしたのである。この叔父がモノホンであるかどうかは本人と神のみぞ知るところであるが、
日本人のサイトに英語で書かれたって誰も読まないって。
現に、そのときのリプライは1つか2つだったはず。「Yahoo!」掲示板において、カープ広池投手本人が登場した途端に、発言量が倍近くに膨れ上がった現象に比べれば、お寒い限りである。
ともかく、この叔父に広告塔になってもらえば、アメリカでも有名なウルソーの日本での業績は、より多くのアメリカ人にも知られることだろう。
ところが困ったことに、ウルソーの叔父もアメリカ人なのである。そこに配慮して、画像をふんだんに使用したり(ビジュアルは万国共通)、このページの冒頭にも英語を使用しているので、分かってくれることだろう。まさか自分の息子の画像を見て、心躍らないはずがない。
話を戻して、ウルソー本人のことに戻りたい。
先週のウルソー!
ーーー先週も登板なし。
2軍にいると、怪我したのかどうかも分からなくなる。どんなページを見ても、2軍選手がどのような状態にあるのか分からない。2週間、一度も登板なしというのはおかしい。
ウルソーのこと嫌い?>2軍
来週は、登板があることを祈ってやまない。
戻る
ウルソーは、8月7日にファーム(2軍)に落とされた。
理由は、前日の阪神戦にて8回途中より登板し、左打者に打たれ炎上したからである(ウルソーは左投手)。
そして、これは翌日の大阪日刊に載ったことだが、当時のコメントが消極的で、たしか「もう上(1軍)へは上がれないかもしれない」といった雰囲気のコメントであった。
だが待ってほしい。ウルソーファンたるもの、これで指をくわえて見ているわけには行かない。今こそ、ウルソーに声援し、1軍に上がることを夢見ようではないか。
ウルソーはもともと、「強心臓」と「連続登板に強い」という長所をもつ、カープにとってうってつけの投手である。このまま退団させるわけにはいくまい。
そのファームに落ちたウルソーだが、ここでこれまでの、ウルソーの2軍での成績を見てみることにしよう。
打撃部門: 11打数 0安打 0本塁打
投手部門: 11試合 1勝 1敗 防御率 2.66
(カープ選手中 第6位)
非常にいい線を行っている。
同じ外人でも、ラドウィックは0勝1敗。プロ1試合にして帰国したカンバーランドは0勝2敗。(だがカンバーランドは防御率7位。何で解雇されたんだこの男・・・)
ところで、これまで名前を挙げた外人、1人でも名前を知っていたらマニアの域に達しているといっても過言ではない。(カープファン以外)
そんなこんなで、ウルソーの2軍生活が始まった。今ごろは由宇(山口県。カープの2軍本拠地)で力投を重ねていることだろう。
前ふりはここまでにして、このへんで皆さんお待ちかね、、、
先週のウルソー!

「 登板なし。」
使え!!!!>山崎隆造2軍監督
ウルソーの代わりに1軍昇格を果たした左腕・広池が、ユヴェントス戦(巨人戦)でボコボコにやられたのは記憶に新しい。その穴を再び埋めるのはウルソー。お前しかいないぞ!!
阪神戦でのショックが残っているとは言わさない。ただでさえ体脂肪率が一般人より高くみえるウルソー、1球でも多く投げ、実戦のカンを掴め!
週刊を目指しますが、どだい無理な話。
