Hurst News Archive
2003.04.05 ---
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6月22日 | vs 中日 | 4コマまんが 『ハースト君』 | |
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6月19日 | vs 巨人 | 冗談では済まされなくなってきた | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このサイトは、一応ハーストに声援を送るサイトである。 しかし、いま私がここでハーストを賛美、もしくは茶化すような発言をしたら、 一斉にカープファンの袋叩きに遭うであろう。 それくらい、今のハーストは酷いのだ。 「酷いのだ。」 前にも、こんな言葉を使ったような気がする。これはデジャ・ブか。 さらに酷いことは、監督がいつまでもハーストを使い続けていることだ。 若手はすぐ2軍に落とすのに、ハーストは落とすどころか、巨人戦で2試合も スタメンに起用した。 そのためか、 「ハーストは監督とできている」 「1軍帯同を義務付けるような特約事項が、契約書に盛り込まれている」 「とにかく、奴がいるだけでチームの士気は低下する」 などの批判をよく耳にする。実にもっともだ。 私もハーストが好きな前に、カープが好きだ。 そんなカープの士気を低める外人(いや、むしろ害人)がいれば、私も応援は 控えなくてはならない。 ハーストが活躍してくれれば、こんな心配はしなくていいのだ。 しかし、それにしても彼の最近2週間の成績はひどい。
ハーストが4番になった6月6日からの打率は、実に
.056。 |
6月6日 | vs 中日 | 打率2割のハースト、栄光の4番打者を襲名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4番打者。 それは野球をする人ならば、必ずあこがれるもの。 長嶋茂雄が4番なら、山本浩二も4番であった。 チーム最強の打者が、4番に座るのは日本だけではない。 アメリカにしてもそうだ。どこの国でも、おそらくそうであろう。 4番バッターというものは、別格なのだ。 4番と5番との間には、天地の差がある。 まさしく4番打者とはチームの核であり、チームの顔である。 先日、日本プロ野球界に新たな4番打者が誕生した。 ジミー・ハーストである。 通常、4番打者というものは、チームの中で何年もやってきて、信頼を築いて ようやくなれるものである。 カープの新井は、4番打者になるまでに何年もかかった。 もちろん、それが当たり前なのだが。 しかし我らがハーストは、出場わずか50試合にして、その栄光を手に入れた。
ところで、ハーストが4番になったのには、わけがある。 |
5月24日 | vs ヤクルト | 見逃し三振に放送席の各ブースから怒りの声 | |
ハーストが良くない。 いや、良くないというよりは、昔からセンスなど無かったのかもしれない。 彼が去年、独立リーグで3割4分の打率を残したことは分かった。 ハーストが凄いのではない。 独立リーグってその程度か(笑)、と思わせてくれるほど、今のハーストは酷い。 この日の3打席目、ド真ん中の球を見逃し三振したハースト。 次の瞬間、地元ラジオ局RCCの放送ブースでは、安仁屋氏が開口一番こう言った。 「もうハーストは休ませたほうがいいですね。あいた口がふさがりません」 そして、彼を即刻2軍に下げるべきだ、と強く主張した。 別の放送ブースでは、テレビ朝日系列の広島ホームテレビが放送をやっていた。 そこは実況が河野氏、そして解説には西田・大下という天真爛漫コンビが招かれていた。 ハースト三振の瞬間、放送席に乾いた笑い声が起こった。その声の主は誰か。 西田である。 西田というと、カープが前回優勝した1991年(平成3年)の一応4番バッターである。 その西田が笑った。4番バッターが笑った。そして、 「これで当分スタメンはないね」 こう言った。 それに異論を唱える者は無かった。 ハーストを笑いのネタにしていた大下氏も、言い返すことはできなかった。 ------------ そして3日後。 5月28日、ハーストはヒットを打ち、激走を見せた。 しかし、ハーストを擁護するファンは、依然として少ない。 彼の友人は、市民球場ライトスタンドに陣取るファンの一部と通訳、そして同じく 短気な性格の同僚クリス・ブロック投手だけとなった。 私ですか? 私は擁護なんかしていませんよ(笑) |
5月20日 | vs 阪神 | 活躍(1安打)したが・・・ | |
今をさかのぼること10日。 ハーストは4号ホームランを打った。 4−1とリードしてからの、貴重なダメ押し弾であった。 ここはハースト応援ページである。 本来は、ここで大いに盛り上がらなくてはならない。 しかし、私にはそれが、できなかった。(笑) そんな浮かれていられないほど、ハーストの状態は良くなかった。 この11日の試合から今日まで、ハーストは連日スタメンで出ていながら、ほとんど 活躍をしなかった。 この間、ハースト氏はいくつかの小さな事件を起こしている。 いくつか挙げてみたい。 ●審判奴隷化事件(10日・ヤクルト戦) 正式名称:ヒジ当て投げ事件。 ハーストが球審の前に、ヒジ当て(ヒジを保護するプロテクターのようなもの) を投げつけた。そして、「それを拾ってベンチに戻しておけ」といわんばかりの ジェスチャーを示し、アナウンサーを呆れさせた。 しかし、ヤクルトのピッチャー五十嵐はこれにビビったのか、突如制球を乱す。 この打席のハーストに四球、後続のバッターには4連打を食らいノックアウトを されることになる。 ハーストが役に立ったといわれる、数少ない試合のうちのひとつであった。 ●大下催眠術事件(10日・ヤクルト戦) 私は直に見ていないのだが、大下剛史氏(居酒屋の酔っ払いのような野球解説者) が、ハーストの次の動作をTV上で「予言」した。 そして、そのとおりにハーストは動いたそうなのだ。 よくわからん。 ●大下大笑い事件(10日・ヤクルト戦) これも伝え聞きの話だが、大下氏(前述)がヤクルト・ベッツ選手の打撃フォーム を見てTV中継で大笑い。 「面白いやなぁ、この構え。最初神宮で見たとき笑ったねぇ、へっへっへ」 なのだそうだ。ハースト氏とは関係ないのでこの辺で。 ●バッターボックス足蹴事件(10日・ヤクルト戦) 打席で、しっくりこなかったのか、はたまたホームベースが小さすぎることに腹を 立てたのか、バッターボックスを蹴りまくっていた。 ●ペタジーニ直伝・大暴投事件(13日・阪神戦) 彼の守備位置はライトだが、彼のところに打球が飛んできた。 いいところを見せようと思い上がったハースト氏は、ランナーが2塁に止まった にもかかわらず、サードに向かって気迫の遠投。 それが暴投となり、ワン・バウンドでサードのベンチの中へ。 結果、2塁に止まっていたランナーは規定によりホームイン、打った1塁走者も 進塁する羽目になる。 ハーストは、カープ球団の足を大きく引っ張った。 シーズン開幕当初に、巨人のペタジーニも似たようなことをやったが、今回この ハーストが、その醜態を再現する形となった。 だが世間では、ペタジーニはよく打つだけハーストよりは数段マシ、という意見が 大勢を占めている。 ------------ そして、20日の阪神戦。 彼はひさびさに、逆転2点タイムリーヒットを打った。 彼は、外から真ん中に入ってくる変化球には滅法強い。 要するにド真ん中の遅い球しか打てない、とも言えるが。 そのまま行けば、ヒーローインタビューは彼のはずだった。 しかし、この直後に阪神が逆転し、そのまま試合終了。 彼のヒットは、死票となってしまった。 |
5月10日 | vs ヤクルト | ハースト、地元広島で大活躍! | |
ハーストが変わった。 6日に復帰したハースト。 その日、横浜スタジアムで代打に出た彼は、やる気なく見逃し三振。 7日の試合では、スタメンに復帰しながら、全くヒットが打てそうな気配もないまま 3連続凡退(うち三振2個)。 おまけに、判定に不満があるとすぐ審判に詰め寄る。 無茶苦茶にバットを振り回し、横浜の中村捕手に当たって怪我を負わせる。 ド真ん中の球を見逃し、バットを振れば磁石のNとNのように、ボールは逃げていく。 ハーストファンの自分でさえ、これはダメだとあきらめた。 こんな奴をスタメンに入れても、カープに何の得もない・・・ それでも、山本監督はハーストを7番スタメンで使い続けた。 当たり前のように湧き上がる、ファンの不満。 翌8日の試合、ハーストは偶然バットにボールが当たり、3号ホームランを打った。 ただ、それ以外は見逃し三振ばかり。 大方のカープファンは、「ハーストは不要!」と唱えた。 しかし、地元に戻り、ハーストは変わった。 9日、10日の広島でのヤクルト戦。 打撃ではひさびさのタイムリーヒットを放ち、守備でもハッスルプレー続出。 一体、彼の中で何が変わったのだろうか? その答えは、 彼の守備位置(ライト)の後ろに陣取る、ライトスタンドのカープファンにあるようだ。 たまに試合が中断するとハーストは、明らかに彼らと遊んでいる。 地元以外では、ハーストの後ろは相手チームのファンなので、そういう友好関係は 生まれない。 試合中、ベンチでは彼の相手をしてくれる選手がほとんどいない、孤独な状況だ。 せいぜい、握手をするぐらいだ。 こんなチームのために頑張ろうと思っても、気合が乗らないのは当然だろう。 どこの馬の骨とも知らない異国のチームに来て、口先では 「カープの優勝に貢献したい」 と言いながらも、メジャーリーグへの切符をつかみかけていた選手、なぜこんな 味気のないチームのために俺が・・・と思っていたに違いない。 ところが、ライトスタンドのカープファンが、最近になってハーストと遊んでくれるように なったのだ。この日も、剥がれた芝生をハーストが直した時、スタンドから大拍手が 起きたようで、ハーストもその声援に笑顔で手を振って応えていたそうだ。 その直後、ヤクルトのラミレスが、そのライトスタンド最前列にホームランを打ち 込んだ。ところが、その打球を追ったハーストの悔しがり方は、普通ではなかった。 「クソッ!オレの仲間(スタンドのファン)の所に打ち込みやがって・・・」 とでも思ったのだろうか、ものすごく悔しがっていた。 ハーストは、カープで「野球をやる」ことの意味を見いだしつつある。 ファンが味方についたハースト。 今後に、非常に期待が持てる。 これからが、本当のジミー・ハーストであろう。 |
5月5日 | vs 巨人 | ハースト復帰! | |
鯉のぼりの舞うこの日に、ついにハーストが1軍のベンチに復帰した。 残念ながら私は試合をほとんど見ていなかったのだが、当日のNHKの中継では カープベンチが何度か映ったようで、そのときの実況をしていた掲示板のログから いくつかハーストの動向について、拾い上げてみました。 引用なので、本当かどうか断言ができませんが。 18:00 試合開始。 →終始ベンチにドッカリと座って、偉そうにしていたとのコメント多数。 →一説には、ベンチ4人分の席を占領していたとも。どういう体勢だ? 19:32 前田がホームランを放つ。 →ダグアウトでの出迎えの際、前田にハイタッチを忘れかけられたらしい。 20:14 ベンチ内でキョロキョロ。 20:21 大あくびをする。 20:43 西山捕手が近寄ってくる。西山とじゃれる。 →それまで、誰もハーストの周りに近寄れなかったようだ というように、非常に気力に満ち溢れ、試合に出ずとも相手にその存在感と気迫を とくと見せつけたようだ。 。。。。。。 まじめにやれ>ハースト |
5月2日 | vs 自己 | ハーストファンもまた、海を渡る | |
ハーストは、今でこそダメ外人と呼ばれつつあるが、去年在籍していた球団、 ニューアーク・ベアーズのファンの間では、 リーグ初の三冠王(=Triple Crown Winner) として、今でも語り継がれている。 さらにベアーズのファンが、なんと日本にまで押しかけてきているのだ。 このページの中ほどに、そのときの写真がある。 (注:5月下旬のホームページ更新の際、ハーストの画像は無くなってしまいました。残念) ウルソーのファンは、残念ながら極めて少ないが、 ハーストのファンは、アメリカにも存在しているという証拠だ。 ベアーズファンのためにも、ハーストにはがんばってもらいたいところだ。 |
5月1日 | vs 自己 | ハースト、いまだ戻らず | |
ハーストは、もう1軍に上がってきてもいい頃だ。 だが、上がってこない。 たしかに今1軍に来ても、あいている打順はないのだが。 ハーストが、再び試練に直面している。 腰の具合はいかがなものか、ほとんど情報が入ってこないのがマイナー外人の オッカケをする際につらいと思うことだ。 |
4月13日 | vs 中日 | ハースト、また打つ | |
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4月10日 | vs 横浜 | Hurst slammed his 1st Homerun ! | |
手打ちで米国独立リーグの5冠王に輝いたハーストが、ついに魅せた。 第1打席のセカンド・ゴロは、まあ予想通り。 第2打席。問題はここだ。 チャンスに、タイムリーヒットを打った。 本来なら、ハーストはここで凡退するはずであった。 しかし、腰の調子も良くなったハーストに、凡退するほどの能力はなかったのだ。 ハーストの伝説は、ここから始まった。 来るべくして、やってきた第4打席。 ハーストはついにやった。 ハーストはバックスクリーンにホームランを打ち、その際TBSの看板に当てた。 TBSからは、賞金として100万円が支給されるそうだ。 「ハーストは2軍へ行け」と言った私は、猛省しなくてはなるまい。 そしてハーストが初めてホームランを放った横浜スタジアムという球場は、 世界遺産に推挙されることになるだろう。 このソロ・ホームランは貴重な追加点にもなり、カープの勝利をも呼び込んだ。 |
4月6日 | vs 巨人 | 好機に凡退、2軍間近のジミー・ハースト | |
手打ちで米国独立リーグの5冠王に輝いたハーストが、また魅せた。 第1打席のショートフライは、まあ予想通り。 第2打席。問題はここだ。 巨人の先発上原の調子が、もっとも不安定だったとき。ハースト最後の大チャンス。 前のバッター前田が敬遠されて、ツーアウト満塁。 普通、男ならここで燃える。 プライドの高いアメリカ人なら、なおさらのこと。 しかしながらハーストのスイングは、打席を重ねるごとに粗雑さを増し、最後は 落ちないフォークを見事空振り。 開幕戦での芸術的なヒットなど、見る影もなし。 ストレートは振り遅れ、カーブにはタイミングが合わず、フォークには手を出す。 まさに、考えうる最悪の状況を体現したバッターとなった。 プロ野球選手が悪夢を見るとしたら、ハーストの打撃のような夢を見るのだろう。 この時点で、ハーストは8割方終わった。 しかし、性懲りもなく次打席が廻ってくる。 結果は明らかであった。 ショートゴロ、あわやゲッツー。 明日には2軍行きだろうが、めげずに頑張ってほしい。 そして、次に打席に立つときには本当のハーストというものを見せてほしい、と思う。 |
4月5日 | vs 巨人 | 全国TVデビューは、長嶋もひれ伏す3三振 | |
全国中継デビューは、ほろ苦い3三振で男を飾った。 できの良かった工藤が相手とはいえ、カーブと直球に手も足も出ず。 ハーストは私のHPでの企画を知ってか、いつにも増して緊張していたようだ。 前日の練習ではホームランを連発したというが、それは畳の上の水練に過ぎず、 打撃練習の成果が当てにはならないことを、自ら証明してみせた。 明日は上原か木佐貫か。 いずれにせよ、明日だけでハーストが2本塁打を放つことは難しい。 球場に藤本美貴を招待しない限り、無理といえるだろう。 なお、この日のテレビ中継では、「赤ヘルのボブ・サップ」、「美容院に当てる」など 彼の逸話を余すところなく紹介しており、好感が持てた。 |