Kameyama


母の実家に父が挨拶に行ったとき「結婚式まで、まだ日がある アルバムの写真をもって行きなさい」と言われ、父が選んだ1枚
・・・一足先にお嫁入り・・・



" ふたりのロンド " 楽曲誕生の周辺

母が交通事故に遭った
信号を無視して暴走してきた車にはねられたのだ
数歩先を歩いていた父は、ふりかえって、母が死んだと思ったらしい
もともと心臓に問題をかかえていた父はショックで不調を来し、
こうして父と母は同時に入院した

知らせを聞いて帰郷した僕は、父と母のいない実家に、ひとりで泊まった
父と母のいないこの家は、灯りの消えた、ただのがらんとした箱のように、
空しく無意味なものに感じられ、僕は言いようのない淋しさに包まれた

古いアルバムをめくった。何度も、何度も・・・
昭和という激動の時代に僕を産み、育て上げた父と母
そしてきょうは、おそらくいつものように仲良く、
ふたりで歩いていたのであろう父と母

そんな父と母の姿が映画のように頭を巡り始め、
そして止めどなく旋律が流れ出した
「あと2年、金婚式までは生きていてほしい。元気な姿で」
そう願う頭の中を・・・

幸いにも父と母は復帰し、
僕はこの曲に「金婚式」というタイトルをつけて、ふたりに贈ることができた
「私たちだけじゃなく、たくさんの皆さんに聴いてもらえるような題名に」と母が言うので、
別名・・・「ふたりのロンド」にした


→DOWNLOAD     Home  Sample Index  Shop

この作品は旧設備で制作したものです
(参照) 現在使用のメインのオーケストラ音源はこちら↓ 左中段に "Audio demos(17)" あり
http://www.bestservice.de/en/complete_orchestral_collection.html