山中湖の写真

Club Crestの穂先について

穂先の役割につて

穂先の写真

 ワカサギ釣りでのアタリをとる代表的な方法として、ヘラブナや渓流釣りのようにウキや目印を用いる場合とルアーなどの手に伝わってくる感触でアタリをとる方法、タナゴ釣りのように水中に垂らした糸の動きや穂先の動きでアタリをとる釣り方もあります。どの方法でアタリを取るかは、地域性や個人の好みによっても異なりますが、柔らかい穂先の動きでアタリを取る事が多くなってきていますね。

  

 私にワカサギ釣りを教えてくれた方の中に、釣り方の違いで3タイプの方がいました。一人は、渓流竿の硬い穂先に1号のオモリ。1秒程度で1往復するリズムで穂先にオモリの重さを感じながら延々と誘う方。魚信は手で感じる重さの変化でとる。二人目は、誘って止めて-空あわせを繰り返す方。穂先はお風呂の蓋?から削り出した20cm程度の先調子物。あわせの瞬間は、手首のスナップを効かせながら腕も跳ね上げる。ピシっと合わせを行う姿が印象的だった。

  

 三人目は、しっかり誘って目で魚信を取る方。誘いのピッチやバリエーションもあって、誘いの種類に適した穂先を数種持っていた。電動リールなどは穂先の交換に躊躇してしまう事がありますが、状況に合わせて次々と交換できるのも手繰り釣りの魅力ですよね。『あたりは待つものではなく "出すもの” 硬き穂先でもぺにゃぺにゃでも誘える穂先が大事』と言っていたのを思い出します。

 

 わかさぎ釣りを始めて久しいが、彼らの域には中々達しないものですね。もう、当時高齢だった彼らと氷上にテントを並べることは叶わなくなってしまったけど、気の知れた友人や家族、会社の同僚と一緒に氷上やテントで同じ時間を過ごせるのもワカサギ釣りの魅力ですよね。さて、ここではClub Crestの穂先の事について説明しています。簡単に言えば、使いにくいっていうことです!

 

 以下を未読にする為の まとめ

● クレストの穂先は、極軟調の胴調子です。

● アワセに重点をおくなら、買ってはいけません。

● 誘い/アワセに対す穂持ちのシッカリ感を望むなら、S社の穂先がいい。

竿の硬さについて

硬さの比較 の写真

 穂先や竿は、素材の種類やパッケージに表示してある錘の負荷が1号用でも4号用もでも、最もアタリに対して敏感に反応するのは先端の最も細くなっている部分です。穂先や竿は真っすぐな状態が最も安定しているように作られていますから、負荷が掛かると元の位置(真っすぐ)になろうと、負荷と同じ反発力を発生しています。この反発力が強い竿を一般的に硬調とかヘビーなロッドといい 反発力が弱くなってゆく毎に中硬/軟調とかライトなロッドと呼んだりします。

 

 写真は2種類のフラットセンサーに、1.5gのオモリを吊下げた様子です。この2種類の穂先は素材や幅、長さも全く同じなのですが、厚みを調整して このような硬さの違いを作り出しています。わかさぎ釣りの竿や穂先は、対象の魚も小さい事から一般的に他の釣り具に比べて柔らかい部類に入るのですが、私どもの制作しているフラットセンサーシリーズは、ライトの部類でも更にライト設計となっています。

 

ポイント!

● 設計重量を超える錘は使わない/使えない。

調子について

竿の写真

 竿には、胴調子(スローアクション)とか先調子(ファーストアクション)といった表現があります。この表現の竿を振ってみると、先調子は『パリッとしている / 硬い』と感じるでしょう。半面、胴調子の物は『振り遅れする / いつまでも揺れてる』と感じると思います。

 

 根元から先端まで同じ素材を用いて、同じ割合でだんだんと細くすれば胴調子の竿に仕上がりますし、途中から強めに細くすると、そこから先が強く曲がるようになります。一般的に先調子の方が、胴調子の物に比べてルアーやエサの操作などを行いやすい傾向ですが、先調子の竿は魚の暴れなどの振動を吸収する部分が短く移動量も少ないために魚がバレやすい傾向にあります。

 

 また、先調子は魚を水の中から抜きあげられる竿。胴調子は、抜きあげられないような大きな魚を釣る竿と言われる事もあります。この事を加味すると、わかさぎは抜きあげられる魚であり、エサを揺らしたり手首のスナップでアワセが行える『先調子の竿が適している』と言えるでしょう。

 

 Club Crestの穂先は、一般的な表現では胴調子になります。もっとも、穂先と称しているように先調子の竿や胴調子の竿に存在している『穂もち/胴/手元』部分を取去ったような用品ですから、負荷に応じて穂もちや胴の部分が負荷を支えてくれる構造が無いために、元に近い場所から曲がってしまい、先調子の竿の様に手首のスナップで合わせを行うことやは出来ません。

 

ポイント!

● Club Crestの穂先は選んではいけません。手首のスナップでは乗らないからです。

       

誘いについて

  

 ワカサギは、入れ食いや荒食いと称する状況以外では、エサを揺すって食いを誘わないと、全くアタリがなくなってしまう事があります。彼らの本来の食事は、ユスリカの浮上する蛹やプランクトンですから、動きのある物に反応を示すのかもしれませんね。

 わかさぎの回遊する棚の水深が7mであっても20mであっても、穂先を動かせば仕掛けも動いてくれるのですが、私どもの穂先は、極軟調の胴調子ですから、ピッチの早い誘いや大きく引き上げた後、小刻みにゆすりながら下す誘い方は出来ません。端的にいえば『穂先が動き吸収してしまい、錘まで動きが届いていない』と言えます。

 

 昔から赤城大沼のワカサギ釣りは、湖底まで錘を下ろし『10数えながら(10秒で)3寸引き上げるうちに食わせる。あるいは空アワセを行う』と言われていました。穂先をゆっくりと引き上げれば、仕掛けもゆっくりと引き上げられ穂先をユックリと下せば、仕掛けもゆっくりと沈降します。動画のように、誘いを一番単純な『数センチ上下に動かすだけ』でも魚信は得られますから、わかさぎ釣りが初めての方は、『5秒程度上下に誘って、動きを止め、アタリが出る』このサイクルを覚えるのがいいでしょう。また、アタリが無く 次の誘いに入る前に、空合わせを行うのも効果的です。

 

 さて、穂先に要求される調子(性能)は『誘い易い事、明確な魚信が現れる事、アワセ易い事』です。この3点をバランスよく作られた穂先が『いい穂先、釣れる穂先』という事になるのですが、自分の要望に合う穂先を見つけだすのは難しいかもしれませんね。でも、大手メーカーの商品では、わかさぎ釣りに適した特性を釣り人の好みや使用環境などを分析し、細かく調子分けを行って販売していますから、実際に手に取って比べてみるのが良いでしょう。

 

ポイント!

● 先調子と称する物を選ぶ。最初は『誘・停・動』のリズムを思えること。

● 穂先を前後左右に動かしても、湖底のオモリは即座に追従しない。

● 水面上の穂先の動きは、殆どが仕掛けの上下の運動に変換される。

 

 

アワセ易さについて

  

 Club Crestの穂先は、長い竿の先端(穂先)部分のみで構成しアタリに対する感度を追及した設計なので、通常の竿に存在する胴・穂持ち部分が存在しません。あくまでも穂先としての機能しかありませんので、通常の竿に存在する穂持ち部分や胴といった部分がなく、扱いのコツを得ないと乗せ(アワセ)にくい穂先です。

 

ポイント!

● アワセは、穂先の長さ方向を使う。

● 穂先を水面に向け、グリップエンドを空に向けて“引っこ抜く”感じ。

● 親指と人差し指で掴んだ雑草を抜く感じが近いかも?

● この方法なら乗せる瞬間に、わかさぎの重さや針が口から抜けるのもわかる。

 

 

>> Shopping cart フラットセンサーシリーズ