ある日の一言(2008年1月〜)
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内容紹介
ある日に起こった出来事、感じたことを一言書きます。楽しみにしててください。
12月21日
12月になって忙しさはヒートアップしてきた。仕事では転勤者が多く仕事量がどんどん増えてきた。大学では鴨川合宿がありプレゼンを行った。修士論文の提出日もあと1ヶ月をきったので先生からの指導が増えた。休日は家族でディズニーランドにも行ってきた。ゼミの一環で大宮の電車博物館の見学にも行った。シンガポール大学の学生との交流会もあった。土曜日、日曜日関係なく行事が目白押しに詰まっている。とりあえず論文は70%ぐらいできあがっている。これからラストスパートだ。
俺は今ビジネスの勉強をやっているが次にやりたいことはもう決まっている。来年の3月に卒業するがその後すぐにできるか、もう少し時間をおいてできるのかは分からないが、やりたいことはもう大分前に決めていた。これまでの博士号取得、ビジネススクールでの勉強も難しかったが、それ以上に難しい内容かもしれない。しかし次に実施することもこれまでの2つと同様に俺にとってかなり大事なことである。強い意志を持ってやればできないことはない、と俺は思っている。
また学校で勉強しているといろんな刺激を受ける。様々な人が強い意志で勉強しており、みんなの経験や勉強の姿勢を見ると本当にモチベーションがあがる。そして俺は新たにまた別のやるべきことを見つけてしまったのだ。これもまた俺にとって大きな目標ですぐにできるものではない。まだ具体的には言わないが、脱普通の家の住人にとって十分に大きな目標である。またいずれここのHPでも紹介するときがくるだろう。
11月30日
春学期の授業で書いていたケースがようやく完成して大学で販売されることになった。ケースとはつまり事例で、俺が書いたのは「組織における個人の自律化」というタイトルだ。大学ではケースは教科書として販売されている。俺が書いたなんて大げさなことは言えない。先生ともう一人の生徒と自分の今までの経験に基づいて書かれたものだ。ビジネススクールではいろいろな事例を勉強するのだ。その事例は過去の卒業生や海外の大学のケースを翻訳したものがある。
もともと授業を通して、自分が興味のある「個人の自律化」を選択したことがきっかけであった。これを選択したのは自分ただ一人であった。そして1週間後にプレゼンがあり、俺はストーリを考えて資料を作った。
その中には俺が会社で経験したこと、博士号を取得するときに英語を苦労して勉強したことなどを書いた。俺はプレゼンのときに、偶然このようなプログを見つけましたと、自分のこのホームページをいかにも他人が書いたかのように紹介したのだ。
博士課程のときの頃に俺がつづった内容の紹介、会社の実務を通した経験を個人の自律化として授業で1時間話した。その結果、先生から一緒にケースを作成しようと話があったのだ。そこで俺はネタばらしをすることにした。
「実はこの英語の勉強の内容は自分が体験したことです」と、すると更に先生が驚いて、それならなおさら頑張ってケースにしようよ、となったのだ。そしてこれまで3ヶ月ほどかけて40ページもの大作が完成した。
内容はけっこうおもしろい。先生が以前働いていた会社の内容も書かれている。新しいことへの挑戦としてフロッピーディスクの開発を行った。先生はその研究開発部門のトップで取締役であった。一度世界シェアをとったがディスクの金額が下がり価格が30分の1以下になり会社にかなりの損失を与えてしまった。
先生は責任を取って取締役降格となったがその後今も販売されているヘルシアやエコナなどの製品開発に成功して再び昇格したそうだ。今は退職して大手醤油メーカの顧問をされている。最近では製品開発に携わった「優グルト」が発売されているとのこと。
もう一人の学生は後から加筆に加わることになった。彼女は長野県から毎週金曜、土曜と東京まで授業のために通っていた。会社、家族の支えなしではここまで頑張ることはできなかった、と感動的な話を書かれている。
先生より更にこの論文をある雑誌に投稿するからと話があった。俺は会社の許可を得て修正することになった。雑誌社より現状の40ページはボリュームが多すぎるから6分の1に圧縮してもらえますかと連絡があった。
先日先生と受講生の一部で飲み会を行ったときに先生から叱咤激励を受けた。「論文の返信が遅すぎる」と、言われてしまった。確かに今まで論文を作成しているときも先生の返信に対してこちらの論文作成のスピードが追いつかずになかなか進まなかったことがよくあった。そのことを指摘されていた。
今回も圧縮の構成を先生が行い、自分が編集作業を行うことになった。しかし俺は修論もあるし仕事も山のようにある、と遅くなる言い訳をすると、また先生から厳しい指摘を受けた。「みんな仕事で忙しいのだ。お前は文章を書くのが下手だな」。俺は素直に、「早くやります」、と言うしかなかった。
他の生徒にも、レポートの内容について厳しい指摘を受けていた。「お前の考え方はどうもおかしい」。先生のパワーに圧倒されて結局話を飲み込んでしまう。いぜん先生と飲んだときは2人で飲んだから俺も言いたい放題言ったが、今回はみんなで飲んだので自分の意見は少し控えめにした。
しかし黙っていると議論に負けてしまうのでこちらも自分の意見を言う。相手が納得できることを少し興奮気味に話す。授業が終わったので俺の発言が成績に影響することも無い。考え方はみんな違うのだ。
さすがに大手メーカの役員経験者だけあって発言にブレは無い。しかしこちらも経験が少ないが意見は多々あり対抗する。同じ会社の上長と部下の関係であれば利害関係がありここまで発言はできない。途中から参加した学生も入りかなり盛り上がって飲み会が終了した。今日はおもしろかった。
翌日俺は早速気合を入れて論文の編集に取りかかった。なんとかしてこの週末に仕上げたいものだ。しかし俺がもともとこのホームページで書いていた文章が大学のケースとなり、おまけに経済の雑誌に掲載されるのだからすごいよな。その論文は俺が昔NOVAに出して特別賞を受賞した論文だった。しかし今読んでも俺の文章力はまだまだ足りないな。
11月23日
大麻事件で数名の学生が逮捕されたと報道された。少し前にも書いたが逮捕されたのが国際教養学部の連中だった。ビジネススクールと同じ建物に入っている学部である。
俺が少し前に書いたときも”かなり荒れている”と表現したが、先日学校に行っても今も全く変わってないように見えた。けど学校の周囲で大量の警察官と護送バスが2台止まっていて長い棒を持った警官が右往左往していた。これが大麻事件と関係あるかどうか分からないが、もしかすると逮捕者が今後も増えるのかもしれない。大学のネット掲示板には大麻に関する注意事項も掲載された。
最近撮った写真をアップします。
@ビジネススクールフェアに参加したときの写真です。
世界中のビジネススクールが都内に集結した。ゼミの先生より依頼があり自分も学生として参加した。訪問者にビジネススクールの紹介、授業の内容などを紹介した。もっと多くの人にビジネススクールで勉強してほしいものだ。
A学生対抗野球の写真です。
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初めて早慶戦を見た。今日は早慶戦の2戦目である。我が校は前日に優勝を決めており余裕の勝利かと思いきや投手がボコボコ打たれた。次の投手もストライクが入らずにフォアボールで押し出して得点を入れられた。結局4人ぐらい投手を変えたあたりでブルペンに”ハンカチ王子”が練習をはじめた(上の写真)。しかしそのまま11対3で負けてしまった。
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それでも6大学対抗戦での優勝が決まっているので、翌日は神宮球場から大学までパレードをするらしくお祭り騒ぎだった。俺たちはみんなで学生席で応援した。学生席は500円と安いのだ。ビジネススクールのメンバーが2日間で70席ぐらい確保していた。す、すごいな。よく座席を確保したものだ。
学生席には決まりごとがあって、応援団、チアリーダの指示に従わなくてはならない。1回から9回まで立ち上がって校歌を歌い、得点が入るとまた別の歌を歌い応援する。相手に打たれるとみんなで三振になるように念じたりする。ヒットを打つとみんなで肩を組んでまたまた別の歌を歌う。いったい応援歌は何曲あるのだ。
始まる前から応援歌の練習、応援団のミニコントがある。そして試合中は、迫力ある応援団の応援、チアリーダの華麗な組体操のような応援などが見られる。学生席は本当におもしろいぞ。一見の価値あり。
11月16日
1ヶ月間更新ができませんでした。この1ヶ月間はゼミ合宿、学生野球の応援、ビジネススクールフェアの参加などが週末に重なり、あまり家にいることがなかった。合宿は千葉県の鴨川、長野県の軽井沢に大学のセミナーハウスがあり泊りがけで朝から晩までハードなゼミを行った。先生や他のメンバーから厳しい質問が飛んできて、自分の作成した資料の不十分さに気がつくのだ。来月も論文提出前の最後の集中ゼミが鴨川である。それまでに気合を入れて作らねばならない。
ハードなのはゼミだけではない。ゼミが終わった後の飲み会もハードだ。アルコールの強い人がめっぽう多い。俺も負けないけど。アルコールが無くなると夜中にタクシーを呼んで近くのコンビニに調達に行く。
俺達は朝の4時30分ぐらいまで飲み続けていたこともあった。無口な俺もアルコールが入ると話しが弾む。日本語と英語のミックスでみんな大騒ぎするのだ。日本人だけでなく留学生も参加するから、いろいろな国の話が聞けておもしろいのだ。俺が無口だと言ったら、他のメンバーや先生に指摘を受けた。「絶対にそれはありえない!」。俺はそこでいつも説明する。「俺は無口が好きなんだよ。だけどみんなでいるときは盛り上げようと思って自分に鞭をうって自己改善しているんだよ!」
くだらない話で盛り上がることもあるが、結局は経済のことビジネスのことに話が変わっていく。出身国がばらばらなだけに考え方がもちろん違う。旧ソ連領から来ている留学生もいて話をすると背景が分かる。みんな相手の国の文化を理解しようと努力していることもよくわかる。いろいろと話をしていると結局朝方になってしまう。気が付くと人が減っていて数人になっている。あと数時間たつと外が明るくなり、そしてハードなゼミが始まるのだ。まぁ、ハードなのはプレゼンしている人がハードなだけなのだが。質問するほうは気楽に思ったことを勝手に言っているだけだから。
最近撮った写真をアップします。
台湾で撮った写真です
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宿泊先の圓山ホテル ホテルの内装 故宮博物館の概観 大統領府
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台湾大学の入り口 台湾大学の中 これは何だっけ? 台湾名物の牛肉麺 蛇の食べれる店
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おいしい小籠包 怪しいミス台湾 台湾新幹線 キングコブラ!!
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喧騒とした夜市 衛兵の交代式
10月19日
ようやく腰の痛みや重みがほとんどなくなってきた。そう思った頃に会社のマラソン大会があり、今度は足の筋肉痛が加わったが、それも1週間もたつとなくなった。その間にゼミの海外合宿もあり普段より歩く量は増えたが、今はかなりよくなった。
ゼミ合宿は台湾に行った。会社の連休に合わせて計画して、OBも含めた総勢8人で行った。一人は現地参加である。アジアで2番目に高い101に登った。そこのエレベータは2階層が連結した構造になっているのだ。つまり1階と2階のエレベータがつながっていて同時に上降するのだ。乗っていると全く分からない。日本にも同じ構造のエレベーターがあるそうだ。
外人ゼミ生の祖父が創業したというTKK(フライドチキンのチェーン店)に行き食べた。味は・・・。ノーコメント。そしてOBも開発に携わった台湾新幹線にも乗った。新幹線の車両は日本の700系と全く同じ形状で、色だけが違っている。中見もほとんど同じである。しかし料金が近距離300円〜あるところが違っていて庶民の足になっているのだ。
今年3月に卒業した台湾人OBのアテンドにより短時間で中見の濃い台湾旅行となった。初めての台湾を十分に満喫することができた。
話は全く変わるが、偶然皇太子殿下を見かけた。東京駅周辺をたまたま歩いていると、気がつくと警官が道路わきに立っていた。しばらくすると、車が全て止められていて、白バイに先導された黒塗りの車がやってきた。おっ、と思った瞬間、皇太子殿下の横顔が見えた。初めて、殿下の顔を生で見た。
携帯写真を撮ったが、・・・・撮れてなかった。
話がまた変わるが、大学のビジネススクールが入っている建物には他に国際教養学部なる全て英語で授業を行う学部が入っている。俺たちおやじ連中とは明らかに年齢のギャップがある若者ばかりだが、そこの学部は人気が高く、入学倍率が高いらしい。おそらくかなり優秀な人間が集まってくるのだろう。
ところが俺が見る限り見た目は優秀さを感じさせないぐらい荒れている。荒れているという書き方は間違っているが、服装は超派手である。当たり前だがみんな今時の若者だ。先日も、エレベーター前で話している若者(男女数名で外人もいた)が、「・・・チョウ カッケー(すごく、かっこいい)」、などと話していて、今時の若者だと俺は離れて観察していた。
ところがその学部に9月から宮様が入学されたとのことだ。新聞やテレビでも流れていたが皇室の方が入ったそうだ。俺はどのようなお方でどのようなお顔かも分からないが、大学にとっては名誉なことだ。本来は学習院にはいるのが普通であるが、国内の大学では初めて宮様が入学されたとのこと。おそらく学校ですれ違っても俺は気がつかないだろうな。ただ気になったのは、「チョウ カッケー」という言葉を使われるのかな・・・。まさか・・・。
10月5日
腰の痛みがようやく落ち着いた。普段の生活で痛くなることはないが、体を曲げたり、ひねったりすると腰がズキット重くなる。痛くなるというより何か重いのだ。ようしとりあえずはよくなったぞ、ということで腹筋をしたら、で、できない。腹筋がなくなったのか! 腰に負担がかかるから反射的にできなくなっている。
それでも無理にしようとすると、またまた腰の一部がズキズキときた。結局腹筋をあきらめてしまった。また無理をすると更に悪化するかもしれないので、自然にできるようになるまで待っていよう。以前は朝起きれないとか、体を折り曲げるのが苦痛とかだったが、そういう状態から脱出しただけでもかなり進歩である。俺の腰は治るのかな?
話は変わるが、大学の秋学期がスタートした。先月の終わりから始まっていたが、そのときは9月入学者のために統計と簿記会計のテストと集中講義が行われていて俺は参加しなかった。俺は10月3日から授業に参加した。
授業の始まる前に春学期の成績表を取りにいった。俺は成績表を見て大きなショックを受けた同時に大きな喜びがあった。大きなショックとは、今までにない最悪の成績を取ってしまったことだ。その授業で俺はテスト直前に本を8冊ぐらい買い込んで、集中して勉強したのに、今までの中では最悪の成績であった。いわゆる可というやつだ。
成績は5段階で出る。A+、A、B、C、Fとあり、その授業はCであった。だから単位は取れるけど成績得点は0点だ。ビジネススクールでは卒業するための成績得点が何点以上と決められているのだ。まだ不可でなくてよかった。不可のF点だと-1点になり他の成績にも影響されるのだ。
大きな喜びは大量に優、いわゆるA+が取れたことだ。A+は3点である。俺は今までAとBしかもらったことがなかったから非常にうれしかった。A+が取れるのは受講者の中の1割程度で、今回5教科を正規登録したうちの3教科がA+という驚異的な結果であった。
実を言うと昨年1年間受けてきて成績のほとんどがBで、俺なりに努力してきてもB程度しかとれないと思っていた。普段仕事をしながら、レポート、宿題、テスト、プレゼンと時間がない状態でこなしているからしょうがないなと思っていた。
それでも他の人の話を聞くと、「Cを取ってしまったよ」、「テストを受けることができずにFになったよ」、などと聞くから、俺はまだBだからいいのかと自分で慰めていたが、正直言って本当にA+の成績があるのかと疑っていたのだ。それが今回大量のA+を取れたことで俺は本当に驚いたのだ。えっ、俺ごときが、と正直言って思った。
そして俺はその理由が分かった。俺の強みと弱みが今回の授業で明確になったのだ。俺の得意とするのは、プレゼンだということがはっきり分かった。A+を取った授業評価は全てプレゼンを重要視するものであった。昨年も成績がよかったのはプレゼンをした教科であった。そして俺の苦手なのは短時間で文章をまとめ上げるタイプのテストだ。なるほどね、そうか。
最初に筋書きが決まっていて話をするのは得意であるが、突然そこに質問がくると明確な回答を即座に組み立てて回答するのが苦手である。今まで漠然として分かっていたが、今回の結果を見て明らかに分かった。おもしろい結果だ。
9月28日
腰の痛みがピークになり月曜日の朝は起きることができなかった。体を折り曲げるのが苦痛で起きることができない。ど、どうやったら歩けるのだ。寝床で自分の体と格闘してようやく起き上がることができた。
同じ状態を保っていると痛くないが、腰を10度ぐらい曲げると痛くて電気が走るのだ。今週も仕事で数キロの物を何度か持ち上げなければ。とりあえず月曜日はその仕事はできそうになかったので、昼から近くの病院で診てもらった。
先生は、「まぁ、筋肉痛ですね。シップと痛み止めを出しますよ」。俺は痛みを止めてもらいたいので低周波治療とかマッサージをやってもらいたかった。けど、今の状態で(少し腰を曲げて痛い状態で)は治療ができないとのこと。結局、痛みがとれずに再び仕事に戻った。
早く痛みが取れないと仕事がどんどんたまっていくぞ! 俺はあせっていたが、どうすることもできなかった。翌日も朝は起きれなかった。しかし痛み止めの薬を飲むと、驚くほど痛みが取れる。数日経つと痛みがほとんどなくなってきた。しかし腰が重い。参ったな。
前に1回だけぎっくり腰をしたけど、それとは別の痛みである。ウォーキングで腰を痛めて、その後に重量物を運んだことで腰が爆発した。これからは気をつけよう。
話は変わるが今日の日曜日はゼミで野球観戦に行った。ちょうど学生野球のシーズンで俺は初めて野球グランドで生の公式戦を見た。さすが大学野球は違うな。応援団とチアリーダが迫力ある声援をして、我々も先生の命令で起立して校歌を歌わされた。
俺たちは内野席だが、内野席で立って歌っているのは誰もいない。こっぱずかしいがゼミの行事であればやるしかしょうがない。他にも学生席というのがあり、そこの座席は安いが応援団のいうことを聞かなくてはならない。見ていると1回から9回までほとんど立っていろいろな歌を合唱して応援している。手を高く振り上げて応援するのだ。
先生より、「これだけみんな校歌が歌えないとは思ってもいなかった。今度練習するぞ。そして今度は学生席で応援するぞ」、我々は、「えっ、本当に」。この日の試合は寒かったけど、俺はビールを飲んで応援した。ビールを飲むと気合が入ってきてやる気がでてくるのだ。
昨日は有名なハンカチ王子が出たそうだが、今日は残念ながら出なかった。最終的に1対0で逃げ切った。何度か得点を入れるチャンスがあったがものにはできなかった。俺にとっては初めて公式の試合でおもしろかった。
9月20日
体の調子が更におかしくなった。腰が痛くて体を折り曲げるのが苦痛だ。ただ歩くだけだと問題ないが何か物を取ったり、座ったり、立ったりすると、ピキッ、と腰が痛くなる。
そもそもの原因は先週歩いて帰ってきたからだ。俺は最速で歩こうとかなり大またで早足で歩いていた。終わった後に足も痛くなったけど腰も若干痛かった。けど仕事で重いものを移動させたときに、俺の腰が爆発した。うっ、や、やばいぞ。
俺は重いものを持つのにけっこう自信があった。ごくたまに会社で荷物の積みおろしを手伝うことがあり、おそらく30〜50kgぐらいまではいけるだろう。昔は100kgのバーベルを持ち上げたこともあった。しかし今は1kg程度の軽いものを持つのも苦痛だ。情けないな。
これは復活までに時間がかかりそうだ。少しよくなったと思い、体を動かすと、グキッとまた痛くなってくる。こりゃ、整体に行くしかないぞ。このまま自然治癒だと時間がかかりそうだ。まぁ、腰痛なんて普段俺が使ってない筋肉を短時間で使ったからで、ようは筋肉痛なんだよな。
筋肉痛なんてほっとけば治っていくもんだ、と俺は思っていたが、この腰の痛みは苦痛だ。寝ているときも体を動かすだけで痛くて目が覚める。パソコンを使うのに椅子に座っていても痛い。結局は運動不足からきたことだが、なんとかしなくては・・・。
話は変わるが、大学の先生と一緒に書いているケースがほぼ完成した。それで先生の知り合い何人かと卒業生に査読してもらった。するといろいろな意見がでてきた。
ページ数の多い割りに何が言いたいのか分からない。主語がばらばら。タイトルと内容が合ってない蛇足的な内容が多い。その他いろいろ出てきた。う〜ん、俺も確かにそう思うよ。ページ数は41ページもある。へたしたら本になるぐらいだ。しかし内容が一貫してない。それは先生も俺も書きたいことを思いっきり書いたからだ。
ある人は各章ごとにかなり厳しい査読をしてくれた。細かくて厳しいチェックだ。それは論文を学会誌に出すとき専門の先生が査読してくれるが、それに匹敵するぐらい細かいチェックが入っていた。それを見るとやる気がなくなってくる。結局のところ全部を編集し直さないといけない。
いったい、この査読をやった人は何物だ。学者かな? 俺は先生に聞くと納得した。あるIT雑誌の編集長らしい。文章を書くプロだ。なるほど、だからこれだけチェックできるのだ。がっかりしたのは俺だけではなく、それ以上に先生はがっかりしていた。先生、もう一度頑張って考え直しましょう。
9月14日
最近なんか体の動きがおかしいなと思ったら、体重がかなり増加していた。4年前に比べて約10kgも増えていた。恐るべき増加だ。このままいくと、メタボの仲間入りになってしまう。何とかしなくては、ということで、できる限り体を動かして、体についた肉まんを落とそうと努力している。
先週から体重計にのってこまめにチェックしている。食事制限のダイエットだけはしたくない。そこで俺は会社から家まで歩いて帰ることにした。以前2回歩いて帰ったことがある。最初歩いたときは迷いに迷って家にたどりついた。夜の8時に会社を出て11時に着いたのだ。かなりへとへとだった。しかしその翌日も挑戦して、ルートを変えて30分短縮することができた。つまり2時間30分で帰れたのだ。それでもしんどかった。
ところが先日は、1時間45分で帰ることができた。新記録達成だ。その代わり筋肉痛で足がかなり痛くなった。階段の上り下りがつらい。距離にすればおそらく10kmもないだろうが、運動不足の俺には少し長距離歩くだけで筋肉痛になってしまうのだ。
そういえば大学のイベントに100キロハイクなるものがある。一昼夜かけて100キロ歩くのだ。歩いた人に話を聞くと、かなりぼろぼろになるらしく、次の日は学校に出てくるのが本当につらいそうだ。イベントに参加した人はすぐに分かるらしい。みんな足を引きずってくるのだ。ただ100キロ完遂できずに途中でリタイヤする人も大勢いるそうだ。
話は戻るが、先週歩いて帰ったときに多摩川の遊歩道で何枚か撮った写真だ。金曜日、暗くなる前に会社を出発した。
歩き始めて35分で1本目の橋に到着。上は国道1号線、通称”にこく”(第二国道)である。
前回はこの橋を渡って帰ったが今回はルート変更。まっすぐ東京側を歩いて帰ろう。
更に10分ほど経過。後ろを振り向くとさっきの橋が遠くに見える。
川の前方に川崎駅周辺のビル郡が見える。まだまだ先は長いぞ。
おや、川に何かいるぞ。あれは何だ。ネッシか、いやいや多摩川だからタマッシか、
それともあの、タマチャンか!
よく見るとラジコンの船でした。
多摩川の流れを見ながら散歩するのは気分がリラックスできるよ。なんて言ってられるのは
このあたりまでで、これから足が痛くなりはじめるのだ。そして暗くなってくる。
しかし今回はかなり早く家にたどり着くことができた。お疲れさん。今日はビールがうまいぞ!
そうそう、驚くべきことにこの3日間で体重が3kg減っていた。す、すげぇ〜な。
しかし、ビールをたらふく飲んで夜寝る前に体重を量ったら、・・・。
8月30日
昨日集中講義が終わり春学期の授業が終了した。9月は夏休みだが、俺はケースの作成と論文の作成、ゼミもあるのだ。
少し前に大学で撮った写真です。左の写真は、エジプト考古学ビルという変わった名前のビルである。エジプトの遺跡発掘を行った有名な○○○治先生がいたからかな? 今はどこかの学長になってるらしいけど。
右の写真は、オープンキャンパスのときに撮った写真で、初めて大隈講堂に入りました。キャンパスツアーの人たちが舞台の上で説明をしていた。
冒頭にも書いたけど、そろそろ論文を書かなくてはいけないのだ。修士論文の作成のためにある企業にゼミの先生とインタビューに行ってきた。さて気合を入れて書くか。
別件で春学期の授業をまだ引きずっているのがある。ある先生とケースを作成しているがまだまだ不十分である。先生からはすぐに返信されるが、俺は作成するのに時間がかかる。完成までにはまだまだ時間がかかりそうだ。もう1人生徒が参加して書いているがその人は遠く離れたカリフォルニアから書いてもらっているのだ。
話しは変わるが、コロンビアから戻ってきた人から話を聞いた。勉強する環境がぜんぜん違うらしい。コロンビアは図書館が24時間営業とのこと。やっぱり世界のコロンビアは違うな。コロンビアといってもドラッグのはやっているコロンビアではないぞ。ニューヨークにあるコロンビア大学だ。
世界のトップ10には入っている学校だ。そこで勉強している人たちもグローバルで全世界から集まっているそうだ。さすが本場のビジネススクールは違うな。俺もチャンスがあれば行ってみたいもんだ。
またまた話は変わるが、ある面白い話を聞いたのだ。少し前にゼミのOBがやってきてプレゼンをやってくれた。その後先生と一緒に飲みに行っていろいろ話しを聞いた。その人は一期生であった。そして同級生にAさんという人がいたそうだ。
その人は当時無職で学業に専念していたが、その後IT企業を立ち上げたそうだ。そして成功して、結構もうかっているそうだ。その後、女優の山○もえさんと結婚したそうだ。だいぶ前にテレビで山○もえがIT社長と結婚したと騒いでいたが、同じビジネススクールの先輩とは全く知らなかった。
おもしろい話を聞いたぞ。もしかするとそのIT社長と会う機会があるかもしれないな。そうすると山○もえとも会うことができるかも(いや、絶対にないだろう)。
そういえばふと思い出したが、一昨年卒業した人に歌手の庄野○代さんもいるのだ。先月本屋で雑誌の立ち読みしていたら載っていた。そう、このビジネススクールにはいろんな人が来ているのだ。ちなみに今年は元NHKのアナウンサも入学している。プレゼンがかなりうまい。俺は個人的にはまだ話をしたことがないけど。
そういえば数年前にエキストラで「行列のできる法律相談・・・」に出たとき、一緒に撮影した人で、元プロボクサーで俳優の大和(やまと)さんがいた。ところが数週間前に逮捕されたことを知った。すし屋で暴れたらしい。俺はテレビを見て思い出した。そうだ確か一緒に出た人だ。
8月11日
レポートを先ほど書き上げて先生にメールで送った。納期は12日までだがとりあえず1日早く提出した。このレポートはケーススタディにするため先生と一緒に今書き上げている途中だ。論文として投稿するかもしれない。
今ようやく俺にとっての夏休みがやってきた。しかし暑いな。うだるような暑さ。やる気がなくなるよ。ビールを浴びるほど飲みたいな〜。
8月3日
ようやく春学期の授業が終わった。ロジスティックスのプレゼンを行い、ブランドのテストがあった。ロジスティックスとは、モノを効率的に且つリーズナブルに搬送するための仕組みを作ることである。先週の水曜日も補講があり、俺は仕事が終わった後、速攻で学校に行き、ICチップに関する有効活用というプレゼンを行った。そしてようやく長い長い春の授業が終わったのだ。正確に言うと、まだ終わったわけではない。明日から集中講義が始まるのだ。
4月に入学して一緒にグループワークをした人からメールがきた、「授業が全部終わって飲む酒はうまい。今までの苦労を考えると熱いものがこみ上げてくるよ。お疲れさまでした」。俺はそのメールを見て、すごい人だな〜、と感心してしまった。その人はある会社の部長で毎週遠くから木曜日にやってくる。職務上仕事もかなり大変だと思うが、大学の授業も気合を入れて宿題、レポート、発表を行っていたから、熱いものがこみ上げてくるのだろう。
俺もあと半年頑張らねばならない。あとは論文をまとめていくのがメインだ。授業は聴講にして登録はおそらくしないだろう。明日から8月末まで集中講義が始まるが、これも正規登録はしてない。俺は週末だけ参加して聴講する予定である。
昨日は会社を辞める人と大学の近くで飲んだ。その人はロースクールで勉強するとのことで、今俺が勉強している大学の法学部出身で、すでに法務研究科の試験を受けたそうだ。受かるかどうかはまだ分からないが、背水の陣の意気込みで会社を辞めるそうだ。すごいな。会社を辞めてロースクールで勉強する意気込みは。将来は弁護士か、裁判官か、判事か、てなとこかな。俺もよくは分からないが法律事務所で働くとか、そういうのだろう。ぜひ頑張ってほしい。
7月21日
1ヶ月ぶりに更新します。いつチェックしても更新されてないな、と思われた方申し訳ありません。この1ヶ月間ハードな日々が続きました。まだ今も続いています。
金曜日の商品開発の授業ではプレゼンがあった。毎週2週間おきに資料を提出する授業であったが、それらを全部まとめた資料をみんなで作成して全員でプレゼンした。先週は打ち合わせの為、月曜日と木曜日の夜にみんな集まり、資料の訂正とプレゼンの練習を行った。
ハードだったけどおもしろい授業だ。チームは4人で今回は珍しいことに他の大学の受講生が2人加わってグループワークを行っている。4人で順番にプレゼンを行い、俺は最後のしめであった。最後にうまくさっぱりとまとまるように歯切れよく切り上げた。
みんなで練習したかいがあって、最終的にはうまくまとまったプレゼンになった。先生から細かい指摘を受けたが、評価としては、「企業の新商品企画として説明しても、まぁ問題ない内容にまとまったでしょう。みんなよくやりました」、とコメントされた。よかった〜。
ただ残念なことに、その授業で一緒に受けていた1人が入院してしまい最後まで一緒に授業を受けることができなかった。脳の血管がつまった?らしい。その人はフルタイムの学生で企業派遣できており1年で卒業しなければならない。
かなり頑張りやで他の授業でも連続でプレゼンをしていたそうだ。いつも睡眠不足で家庭では小さな子供さんの面倒をみて、夜の12時以降から勉強、レポートをしていたそうだ。最近聞いた話では体半分の神経が麻痺しているとのことで心配だ。
せっかく頑張っても健康を害したら元も子もない。学校のルールで成績が悪いと評定がFとなり-1点となる。レポートやテストを受けないと、この点数になってしまうのだ。卒業するには平均値が0.7以上ないとだめで、F評価がたくさんあると、後期の授業をどれだけ頑張っても取り戻すことができなくなる。
それどころかもう1年留年しても取り戻すのが難しくなるそうだ。それだけに試験の時に休むとか、入院で長期これなくなるとかなりきつくなるのだ。それでも体が一番である。その人は学校の帰りに数回意識がなくなりかけたらしく、頭が痛くて病院に行ったら即入院ということになったのだ。もう少し遅ければ命にかかわっていたぐらいやばいところまできていたそうだ。
俺も最近頭のまわりが重いからMRIを受けようかな。少し前に病院の先生に相談したが・・・。
いやいや俺の話はいいとして、去年も似たような話を聞いたことがある。入学後春学期に体調を崩して学校をやめた人がいた。
今回の件は学校でも重大事項として会議で取り上げて、彼に対してどのようにするのか決めたそうだ。その人は有名な家電メーカから来ており、俺が見た限り、体が悪いとか、精神力が弱いとか、ストレスがたまるとか、そういうタイプの人ではなかった、が連日連夜の課題や勉強のために睡眠時間がほとんどなかったことは確かだ。また頑張りやだからそうなってしまったのかもしれない。
俺も先週からレポート、プレゼンとあり、来週もテストと発表が2つある。これからテスト勉強を行い、プレゼンの資料を作っていくのだ。一緒に授業を受けていた他大学の人が言っていた。ここの大学は大変なので評判らしいことを先生が言っていたけど、ここまでやるの? 大学院だからテストなんかなくて自主的にやっていくのが普通じゃないの?
とりあえず次の心配してもしょうがない。一歩一歩やっていくしかない。先週までは他のプレゼンとレポートで手一杯だった。もちろん普段は仕事があるのだ。今週は出張も入っている。
経営戦略で傾斜資源配分という言葉がある。企業の持つ資源を配分して、それぞれの事業に投資するのだが、均等配分ではなく傾斜させるのだ。つまりある事業には4の力を、ある事業には6の力をと、会社の持っている資源の割り当て量を変えるのだ。
それは人にも通用すると思っている。自分の能力は有限で、自分のやるべき作業が5つあったら、それぞれの作業に割り当てる時間を自分で決めて配分する必要がある。その配分を間違えると、健康を損ねる場合もあるし、作業が進まないこともある。
たとえば授業を10クラスとっていると、やるべき作業が10あるのだ。その10の作業を限られた時間で平行して進めていかなくてはならない。もしかすると何かが犠牲になるかもしれないのだ。それは自分で意思決定しなければならない。
6月22日
今週はハードな1週間であった。仕事ではプレゼンがあり、大学ではレポートの提出とテストがあった。それぞれ準備が必要で、全て手が抜けない作業であった。仕事のプレゼンは役人や大学教授、企業の社長の前で行った。いろいろな質問がある為、周到な準備が必要であった。
金曜日のレポート提出はグループワークで他の人とメールでやり取りして資料を作成した。結局、提出直前まで修正していた。しかし授業中に先生から鋭い突っ込みがたくさんあり、回答してへとへとになった。
その後の授業でのテストは7冊の本からでるため、前もって読破しておかなくてはならなかった。本代がかかるのでアマゾンの中古で先週急いで購入した。この授業は全部で20冊程度の本を使用するため到底全て購入することは不可能である。
俺はできる限り本を購入しないでおこうと考えていたが、やはりテスト勉強には必要なので購入することにした。そして5冊に絞って買った。テキスト持込可能であったが前もって読んで、テストに出題されそうなところを予測して、自分なりにまとめた。これにも相当時間がかかった。今週は本当にへとへとであった。
テストの終わった後にゼミがあり、先生から修士論文の打ち合わせをするから準備するようにと、言われた。「やっ、やばい、これもやらねば」と、冷や汗を書いた。翌日土曜の授業でも、別の先生から、「個人の自律化は、まとめているか?」と、プレッシャをかけられ冷や汗をかいた。その授業では、別のチームが、会社の自律性を発表しており、受講生に意見を求められるので、下手な意見は出せない。授業中に集中して、何を話そうか、気合を入れて考えていた。
金曜日のゼミは外人との合同ゼミであり、更にシンガポールの学生も参加して20人以上の大規模なゼミとなった。発表は外人ゼミ生で外国の航空会社について自分の勤務先のことを話していた。俺は正直言って半分しか理解できなかったけどおもしろい内容であった。終わった後はジュースで乾杯して慰労会を行った。他の教授もゲストで現れて盛り上がったパーティーであった。シンガポールの学生は日本人が5人いて、自分はほとんど日本語で話をしていた。残念ながら外人とはあまり話しができなかった。
6月15日
土曜日は他の授業で大物が講演するとの情報を得て俺はもぐりこむことにした。教室に行くと、普段の2倍以上の人が集まっていた。大物というのは、マクドナルドの原田さんである。社員5〜6名を連れて、カメラマン付きで登場した。
最近管理職の残業代についてマスコミにたたかれていて、この日の講演は愚痴を含めたかなり本音の話が聞けた。原田さんは元日本アップルの社長で、そこからマックに行き今のポジションは「社長兼会長兼CEO」という超大物である。アップルでマックを売っていて、それからマック(マクドナルド)に移ったのは、マックつながりですごい奇遇である、と言っていた。
講演内容は、「経営改革」で、アップルで行ったこと、マクドナルドで行っていること、何が問題で、どのように変えてきたのかを話された。原田さんからは常人でないかなりのオーラを感じた。パワーポイントの資料は1行から数行程度と、話には一言一言ことばの重みがあり、俺のプレゼントとは全く比べ物にならないぐらいすごかった。これまでの経験を通じて仕事で成功してきたリアルな話が聞けてかなり勉強になった。
マックは、前社長の頃売り上げが年々低迷しており、原田さんが来た後、100円バーガー、メガマック、100円シェイクなど新提案を打ち出し業績を大幅に伸ばしていった。今は100円のマックコーヒーがブレイクしているそうだ。
1時間30分の授業を受けて、自分が感じたのは、原田さんは社内改革を実施できる強力なリーダーシップを持っており、マスコミにたたかれてもへこまない強い精神力の持ち主だと思った。ただもしかするとワンマンかもしれない。マックは世界のグローバル商品で、アメリカンスタイルが基本で各国のトップと会議を行い世界共通のスタイルを貫いているとのこと。だからワンマンかもしれないがマクドナルドとして1本の背骨があるのだ。今回の講演はおもしろかった。
話は変わるが、先週俺がプレゼンした内容を大学のケースにするから文章化しろという指令が先生からきた。「個人の自律化」というタイトルで半月以内にまとめなくてはいけない。俺の経験だけでなく、他の人の経験も盛り込んでまとめてケースという形にするとのこと。
俺がNOVAで勉強してきたことも含めろ、というからおもしろい。もともとNOVAでの経験は、この「ある日の一言」に書いていたことから始まったからだ。2004年のNOVAのレベルアップコンテストに出した作品は、この「ある日の一言」の文章をピックアップしてたった3日で6ページの文章にまとめ上げたものだ。
そのたった3日でまとめた作品が、NOVAで特別賞を得て、そしてまた今度は大学のケースになるのだ。すごいよな。たった3日と書いたが、毎回毎回「ある日の一言を」書くときは、かなりの時間を費やして何度も修正して書いているから、まとめたのは3日だが、それまでに何十時間も費やして考えてできた作品なのだ。
大学のケースというのは、ビジネススクールの中で販売されて、テキストとして世の中に公開されるのだ(念のために一言、俺にはお金が入りません)。NOVAの経験が大学のテキストになるなんて考えたこともないし、俺が今書いている、この「ある日の一言」が、まさかこのような形で世の中の役に立つとは夢にも思わなかった。おもしろいな。
もしかすると、ビジネススクールで経験している、今書いているこの内容もいつかは別の形で世の中に出るかも。いやいや、HPで公開していること自体が既に世の中に出ていることになっているか。
6月8日
金曜日は午前中大学に行き、午後は会社に戻った。午前中の授業は商品開発の授業でレポートを提出しなければならなかった。先週も書いたが、この授業は2週間おきに演習があり、レポートを提出しなければならない。
最終的にみんなの意見をまとめて最後の最後まで修正をしていた。授業が始まる10分前まで悩んでいた。前日の夜から悩んでいたが、夜は気力がなく、」「まぁ、これでいいか」と思い、寝てしまい結局朝から大学に行き、「本当にこれでいいのかな」、と悩んで作業をした。
みんな朝早く学校に集まり、いろいろと悩んでレポートを提出した。ようやく終わったぞ。けどまた2週間後にはレポートが待っている。一緒のメンバーで今年入学した某企業の部長のH氏は、「こんなにMOTが大変だとは思わなかったよ。今日の朝4時までレポートを書いていたよ」、と眠そうに授業を受けていた。彼は毎週木曜日の夜に名古屋からやってくるのだ。今週は、レポートと、宿題とテストがミックスしているとのこと。ほんとに大変だと思うが、みんな乗り越えてきたのだ。
昼飯のときみんなで打ち合わせをしていたら、隣のグループから、「今週は、3日で10時間しか寝てないよ」、という話が聞こえてきた。そう、みんな大変なのだ。この経験はおそらく何事にも変えられないだろう。
土曜日は授業でプレゼンをやった。1時間ぐらいしゃべり続けた。先週、先生からプレゼンするようにと、宣告されて急いで準備した。プレゼンのタイトルは「個人の自律性」である。
みなさん、個人の自律性を考えたことがありますか?このタイトルでプレゼンをするようにと言われたら何を話しますか? 自分は1週間かなり悩んだ。その先生は「フロッピーディスク」、」「ヘルシア」、「エコナ」の開発者で某企業の元役員である。今は有名なショウユ会社の顧問になっている。
先週はその先生から、「この記事を参考にすればいいよ」、資料が数十枚もFAXで送られてきた。俺は当初、「個人の自律性」について、どのような資料を作成するか漠然と考えていた。だが先生の求めていた内容は違っていて、資料を見て急いで追加した。
その資料の中に、以前このHPでも紹介した博士号取得の内容を入れた。ただし、その記事を書いたのは自分ではなくてある別の人という設定で紹介した。この内容は個人の自律性の一例で他のメンバーに参考になると思い紹介した。パワーポイントの資料は36ページになり、1時間近くプレゼンすることになった。終わった後は質疑応答と、各自の個人の自律性についてみんなでトークした。なかなか盛り上がった授業だった。
6月1日
2週間更新できなかった。先週は数年ぶりにディズニーシーに行って楽しんできた。いや〜、シーはアルコールが飲めるから楽しいな。
学校ではグループワークで2週間おきに演習があり、レポートを提出しなければならない。新商品開発という授業で、商品の分析を行い、7つ道具なるもの使って売れる商品を見つけていく授業だ。その授業がある日は昼飯を含めて、メンバーとず〜と打ち合わせが続く。はっきりいって負荷が大きい。しかしおもしろいのだ。
実際の商品を購入して、グループ内で感覚的な分析を行い、その後アンケートを作成してビジネススクールの他のメンバー数十人に回答してもらう。その後、ポジショニング分析、スネークプロットなどで定量的な分析を行い、その商品の特徴を見つけだす。
この7つ道具の分析手法は、車メーカーや家電メーカーでもよく使われている。我々が日常お目にかかる商品にも適用されているものがあるのだ。へ〜、こんな分析方法があったのか、と驚きだ。ただそこに出てくる結果は当たり前の結果がでて、「いいものは、いい」。「悪いものは悪い」。
ただその結果が数値で出るから誰が見ても、「なるほど、この商品とこの商品を比べると何点差で、こちらの商品がいいのか」、と納得できるからおもしろいのだ。ちなみに7つ道具と検索すると本は入手できると思う。
先日はゼミでプレゼンをやったのだ。毎週ゼミがあるが、俺はある論文を読んで、先生とゼミ生の前でプレゼンをした。俺が勉強しているのは、投資意思決定の研究で、設備投資をするときに、設備を購入すべきか、購入すべきでないかを、意思決定する方法を勉強しているのだ。論文では他の企業の事例などが書かれているが、意思決定には財務会計やファイナンスの知識も必要となってくる。俺の苦手とするところだ。しかしこれはやりがいがあるのだ。
俺が発表する1週間前は、他のゼミ生が自社の説明を英語でプレゼンした。今年からゼミの先生がMBA専門となるため、外人向けと日本人向けと我々MOT向けの3つのゼミを担当することになった。そして、先週は初めて外人MBAゼミとの合同ゼミが行われた。
基本的に英語でゼミが行われる。そして最初のプレゼンテーターはI氏であった。I氏の会社は株式を取り仕切っている親分会社で外国人も大変興味がある。英語の苦手なI氏は原稿を作っていたが、苦戦していた。もし俺が同じ立場だったら、同じくかなり苦戦しただろうなぁ。
そういえば俺のHPは大学の人には誰にも話ししてないから分からないはずだ。他の学生もかなりプログを書いているが大学名をタイトルに使っているから、検索するとすぐに見つけることができるのだ。もちろん名前は書いてないが読めばだいたい名前は検討がつくのだ。ただ大学名を書いてあるから、そこを受験する人や興味を持った人がかなりアクセスして、1日あたりの100人ぐらい更新するプログもあるのだ。俺のHPは極力分からないように、自分の行っている大学名や他の学生の会社名を伏せて書こうと思っている。
ちなみに俺も英語のプレゼンを聞いていたが、難しい単語が続出してあまり理解することができなかった。先生は俺にプレゼンのフォローをするようにと言ったが、俺にはまだまだ無理だった・・・。英語の能力は一向に上達しないような気がする。しかし今後も月1度は合同ゼミがあるから楽しみだ。
このビジネススクールは海外の大学と提携していて毎年10数人ぐらい?交換留学を行っている。先週ある台湾人と話をしていたら、その人はシカゴ大学に交換留学に行くと言っていた。シカゴは多分米国のトップMBAの中で10位以内に入っているのではないのか。すごいよな。「英語は何点ぐらい必要なの?」、俺が聞くと、「TOEFLで250点は必要だよ」、と言っていた。おいおい満点に近いんじゃないのか、俺が聞くと、いやいや満点は300点だからまだまだだよと、しかしすごいな。
もう一人昨年一緒にNOVAの新規プランでグループワークをやった人も韓国に留学するという噂を聞いた。その人は自分から応募したわけではなく学校側から指定されたそうだ。その人は以前TOEIC960点を取ったと言っていたから、かなり英語ができるんだと思う(実際に英語を聞いたことはないが)。交換留学では昨年フランスのリヨン大学に行った人とも話をしたがやっぱり大変だけどやりがいがあるそうだ。他にも米国のコロンビア大に語学勉強に行く人もいるそうだ。うわさでは北京大やモスクワ大もいるらしい。俺にはそこまでの能力がないが、うらやましいな。
それより俺は来週またプレゼンがあるし、演習のグループレポートも金曜に提出しなければならない。仕事も山のようにあるし。まずは現実的な問題を解決しなくては。
5月11日
先週は学校で大騒動が起きていたらしい。テレビや新聞でも騒いでいたが、中国主席と福田首相がやってきたからだ。俺はテレビも新聞も見てなかったから、翌日学校に行ってはじめて知った。他の学生の話によると、学内外に人があふれて、怒号が飛び交っていたらしい。「おまえら、人殺しを学内にいれるのか!」、などと叫んでいる人もいたそうで、かなり緊迫した状態だったそうだ。当日は授業もあったはずだが、本当にそんな状態で通常授業ができたのかな? 新聞によると、周囲の人はかなり迷惑がっていたらしい。
偉い人が来るとき、おそらく一般の人には情報が流れないと思うが、我々は突然来られるとびびってしまう。以前も朝、学校に行くとき、大学に近づくにつれて警察車両が増えて、大学周囲の道路はなんと警官が5〜10m間隔でたっていた。後から詳しい情報が分かったのだが、そのときも福田首相がやってきたそうだ。
学生にはいつ誰が来るのか知らされてないので、突然学校で、そのような光景を見ると、「おいおい、大丈夫か。今日は何があるんだよ」、とびびってしまう。そのような状態で通常の授業を集中してできるのかどうか? 先週も多くの学生は野次馬として見に行ったそうだ。学生の本業は勉強だが、あまり頻繁にそのようなイベントがあると、集中力も欠けてしまうのではないか。学校に意見書を出すか。
今思うと先週か先々週ぐらいに確かに学内に黒塗りの政府関係者らしい車がずらっと並んでいた。もしかしたらそれが予兆だったのか。
どこの大学もそうかもしれないが、政治に関する反対意見の看板が立っている。たまに学生がスピーカーを使って集団で、「○○反対〜」と叫んでいる場面に出くわす。ここの大学は政経学部があり、多数の政治家を輩出しているらしい(たしか福田首相もここの政経出身だったと思うが)。だから、今の政治、国防に対する反対意見が多々あるみたいで(俺も詳しくは知らないが立て看板にいろいろと書いてある)、政府関係者のイベントがあると、かなり緊迫した状態になるのだ。
一昔前は立て看板がもっとあって、過激派?がいたらしが今は少なくなっているとのこと。怖いな。たまに、学校の出している立て看板に、学生の名前が数名書かれていて、「両名の者、入校禁止」とある。もしかして過激派?
5月6日
今年のゴールデンウィークも今日で終わりだ。今年は休みが4日間であった。休みは釣りとイチゴ狩りにでかけ、休日らしい日々を過ごすことができた。それ以外にもNOVAの英語レッスン、数冊のビジネス本の乱雑読み、レポート作成など、まぁ中途半端で終わったものもあるがそれなりに過ごすことができた。そうだ、忘れてた、ある日の一言を更新しなくてはということで、今ぼちぼちと書いている。
しかしよく考えるとまだやり残したこと、やりたいことがいろいろと出てくる。家の掃除、読んでない新聞のかたずけ、中国語の勉強、ドイツ語もやらないと忘れてしまう。そうだ、船も乗らないとペーパードライバーの継続更新になるし。あと簿記の勉強もやらねば、TOEICも受けたいし、最近学校でうわさになっているCPAも興味があるし、本も書きたい・・・。
う〜ん、エンドレスだ。最近はテレビもでてないけど興味がないわけではないし、モデル撮影もチャンスがあればやりたい。あとは飛行機も免許を取って自分で運転してみたいし、宇宙にも行きたいと思っているし(えっ、宇宙にどうやって行くの??)、書けば本当にどんどん出てくる。もちろん現実的な計画があるわけではなく、チャンスがあればやってみたいという程度だが。
いろいろとやってみたいことはあるが実際に実行するのは難しい。けど、自分のやりたいことを書いて、口に出して読んでいると、いつかはできるらしい。大学のある授業で、先生が俺たちに質問した。自分の目標のある人? その目標を紙に書いている人? 書いた目標を毎日声に出して読んでいる人? これらができている人は、いつか目標が実行できる人だと。この質問はハーバード大学である教授が学生に向かって聞いた質問だそうだ。ハーバードの場合、その授業の受講生全員に目標があり、1部は紙に書いて、ごく少数は毎日声に出しているとのこと。
授業中にその質問を問われて、俺は明確な目標があるのかと、考え込んでしまった。気がつくと俺一人が挙手してなかったので、先生が俺に、「えっ、目標がないの?」と聞いてきた。俺は、「やりたいことはいろいろあるのですが、明確な目標がはっきりとしているわけではないのです」と言ったものの結局手を挙げてしまった。
俺の本当の目標は何だろう。今の年齢で明確な目標がないことは恥ずかしいことかもしれない。やりたいことはいくつかあるのだが、本当の目標は何だろう? その答えはいつ出るのだろう。
4月27日
ビジネススクールでは授業の登録が始まった。卒業までに規定の単位数が必要で俺はまだいくつか授業を正規登録しなければならない。月曜から土曜までフルに授業を受けている人はすでに単位がそろった人もいる。
さすがに2年目になると選択する授業の幅がせまくなってくる。前も書いたが金曜日、土曜日に受ける科目が限られているため、去年受講した科目もあり(1年生の為に基礎科目として開講している)、かなり限定されてくるのだ。そして今年は最終年度だから修士論文も書かねばならない。60〜100ページぐらい書くらしいが早めに準備をしなければいけない。他のゼミでは既に論文を書き始めているところもあるそうだ。
話は変わるが、学校には学食がある。俺は昼飯を極力学食で食べようと思っているのだ。金額が安いから食べるというわけではなく、せっかく学校にいるのだから、学校の雰囲気を味わいたいと思っている。昼飯のときにグループワークの打ち合わせなんかがあると、生協でおにぎりやサンドウィッチを買って、打ち合わせをしながら食べるが、そうでないときは極力学食で食べようと思っている。
ちなみに金額は安い。ラーメン、スパゲティー、カレー、ハンバーグなど単品で390円だ。ご飯、味噌汁も1杯50円からある。全部で50種類ぐらいある。手作りドーナツやケーキなんかも置いてある。そして夜はビールも飲むことができるのだ。缶ビールが1本250円、地ビールが450円からある。すごいぞこの大学の学食は、さすが大隈食堂だ。ここの学食は大隈食堂という名前がついていて、創設者の大隈公からとったものだ。
俺が授業をしている場所から食堂までは、学校の端から端まで移動しなければならず10分以上かかってしまう。昼の休憩は50分しかなく、おまけに金曜日の12時過ぎに行くと学生が行列を作って並んでいる。かなり大きな食堂で数百人は入れると思うが、生徒が半端じゃないぐらい多い。数千人はいるだろう。だからタイミングを見て行かないと入れないのだ。
食堂の付近は新宿とは思えないぐらい木が生い茂っていて何となく空気が新鮮なのだ。
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食堂に続く小道の手前には小さなカフェがあって、学生や先生あるいは外部の人がコーヒーを飲みながら本を読んだりしているのだ。そして入り口にはなぜか分からないがシーザーがこちらをにらみつけているのだ。夜はぶきみだ。入り口からは食堂が見えず、しばらく木の生い茂った小道が続いている。
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小道の右側には名物の時計台があり、木と木の隙間から見ることができる。なかなか風情があるな。反対側は大隈庭園がありその向こうには、リーガローヤルホテルがそびえている。大隈庭園は大きな庭園で大隈公が住んでいた家?らしきものが残っていて、見学コースもあるのだ。
大隈庭園は芝生が敷き詰められて、イベントのときにはお茶会などが開かれていて、かなり雰囲気のいいところである。学生がよく芝生で本を読んでいるのを見かける。小道の途中にはなぜかぶきみな像がたっている。魔除けか? その小道を抜けると食堂につくのだ。あっ、食堂の写真撮るの忘れた! また撮ってきます。
4月13日
先月受けた中国語検定の結果が出た。合格だった。やったー、気分がいいなー。勉強したかいがあったというもんだ。返信された合格通知書と一緒に、今回受験した人数と合格者、平均点と自分の点数が書かれていた。平均点が65.3点とのことだ。合格ラインは60点である。つまり60点以上とると合格になるということだ。俺の点数は78点だった。よしよし余裕で合格じゃないか(少し点が良かったぐらいで喜ぶな(心の声))。
受講者数は2094人で、合格者は1395人だった。そうすると合格率は66%か。10人受けると6人は合格するということだ。まぁ、準4級だからそんなものか?多分、準4級は小学生レベルぐらいかもしれない?確か英語検定の3級が中学生レベルだからな。たとえ小学生レベルでも受かったのはうれしい。そういえば受験したとき小学生も受けていたな。
さて受かると更にやる気が出てくるものだ。よし今度は更に上級を目指してがんばるか!
そいうえば、このネタを書いてふと思ったのだが、もしも不合格だったら、このネタは書かなかっただろうな。簿記のときはどうだったかな。調べてみるとやっぱり不合格のときは恥ずかしくて書いてない。点数なんてもちろん書いてない。ところが時間が経つと、その恥ずかしさもなくなっていくみたいだ。へー、なるほど。
大学では新入生を歓迎するサークル勧誘の呼び込みがいたるところに立っっている。大学の入り口には数m間隔で勧誘者が立って、ちらしを配ったり声をかけたりしている。しかし、俺には一切声がかからない。俺の前を歩いている人たちほぼ全員にちらしを配ったり声をかけているが、俺のところはすっ飛ばして、後ろの人に声をかける。
いや、やはり俺はどうみても学生には見えないよな。俺自身は若いと思っているのだが、周りからみるとどうみてもおじさんだよな。ところがたまに声をかけられるときもあるのだ。「おはようございます」と、おっ、誰だ、俺に声をかけてくるのは・・・。少し太い声だが・・・。声をかけてきたのは門に立っている警備のおじさんだった。俺を教員と間違えたのか声をかけてきたのだ。俺は多少ショックを受けながらも、「お、お、おはようございます」、と返すのだった。
4月7日
今日はショウヤの小学校の入学式があった。クラスは2クラスだけで少ないのだ。1クラス31人だからマサキの学年よりは多いけど(マサキの学年は25人だ)。家の近くには小学校がたくさんあり、おそらくどこの学校も生徒が少ないのだろう。5年生は1クラスしかないそうだ。
1クラスの生徒数が少ないので、学年に関係なく上下のグループでチームを作っている兄弟班というのがある。運動会も上下の学年が一緒になって行う競技がある。生徒が少ないかわりに上下のつながりを深めるというメリットがある。おもしろいな。
金曜日は久しぶりに大学に授業を受けに行った。集中講義で簿記会計と統計の授業を行っているのだ。俺はいまいち簿記会計が苦手で理解できてない。昨年、簿記3級を受けたが不合格だった経験もある(恥ずかしくて学校では言ってないが)。学校の仲間に聞くと何人かは2級に合格したらしい。ひそかに2級ブームになりつつあるらしいのだ。俺は3級ですべるぐらいだから2級なんてとんでもないと思っているが・・・。
4月から新しい授業が始まり、これから登録期間に入る。俺は受ける授業をいくつか決めたが、やはり月曜から木曜の間におもしろそうな授業が多い。俺は残念ながら受けることができない。夜間学生の為に夜の7時から始まる授業もあるが、いつ出張が入るか分からないし、その始まりの時間に常に間に合うとも限らない。やはり金曜、土曜以外で正規に登録するのは怖い。
他の研究科の授業で、役に立ちそうなのがあれば受けようといろいろ探している。自分が所属しているのは商学研究科であるが、他の研究科の授業や他の大学の授業も受けれるらしい。その中で会計研究科というのがある。その研究科の中に製造原価を専門的に教える授業を発見した。内容は難しそうだ。
会計研究科というのは公認会計士を育てる学科で、ほとんどが在学中もしくは卒業後に会計士の試験を受けるそうだ。そんなつわものの巣くつみたいなところで俺がついていけるのかと、考えたが、次の授業の時間にゼミの先生が推薦する科目があるのが分かった。これを落とすわけには行かない。遅刻してその授業にでるわけにもいかない。
自分のいる商学研究科のビジネススクールは本家の商学研究科のプロフェッショナルコースと建物が離れていて、会計研究科も本家の建物の中にあるのだ。道路をはさんであり、休憩時間の10分以内に移動することはまず難しい。授業がきっちりとその時間に終わるとも限らないので、受けるのは難しいかもしれないな。
どうしよう。何か方法はないか、そう思っていたら会計科の登録締め切りが今週の水曜までであることが分かった。な、なに。商学研究科の登録締め切りはは4月後半だから俺は余裕だと思っていた。俺が余裕をかましているあいだに他の研究科は締め切りがどんどんせまってくる。
ところで他の授業っていったいどの程度の範囲まで取れるのだろう。去年ある人は理工学系の授業を受けたと言っていた。正規登録か聴講かは分からないが、会社の人が大学で講義を受け持っていたらしくわざわざ隣駅の校舎まで聞きに行っていたらしい。俺はそこまでできないが。とりあえず調べてみよう。
3月29日
先週の日曜日は中国語検定なるものを受けてきた。ぞくに言う中検というやつだ。英語検定の中国語版である。せっかく中国語を勉強しているのだから何かのテストを受けようと前から思っていた。レベルは、準4級、4級、3級、2級、準1級、1級とあり、俺が受けたのはもちろん一番低い準4級である。
テスト内容は、リスニングと筆記で100点満点中60点以上が合格となる。テストには中国語を書く問題もあるのだ。受験した場所は新宿駅から10分ぐらいのところにある文化女子大学である。さてテスト結果はどうだろうか。
3月16日
学校も休みになり金曜日も会社に行っている。たまにゼミがあったりするが、基本的に土曜、日曜とも家でゆっくりとくつろいでいる。休日は、これまで買った本や学校でもらった資料が家の中に乱雑にちらばっているので整理したり、マサキのスイミングについて行ったり、最近おろそかになっている語学の勉強をしたりと過ごしている。
先週の日曜日はゼミがあり教授の家を訪問したが、結局山登りと飲み会で終わってしまった。他の教授のゼミは海外で行うところもあるみたいだ。アメリカやシンガポールなどに行き、企業訪問しているところもあるそうだ。けど留学生の中には米国入国のビザが取得できない場合もあり不公平があるとのこと。同じ国の人なのに、ある人にはビザがおりて、ある人にはビザがおりないという場合もあるらしい。不思議だ。ビザを発給する大使館員の気分しだいなのか?
仕事をもっていない学生は就職活動やインターンを行っている人もいる。インターンの範囲は広く、中には国会議員の事務所で働いている人もいるそうだ。報酬はゼロだが議員や秘書とコネクションは作れるそうだ。
昼飯は議員会館で食べるらしくたまに大臣を見かけるらしい。ようし、現状の政治のあり方について意見を出すチャンスだ、桝添さんに年金問題で文句を言うべきだと思うが、インターン程度のレベルでは到底たちうちできるわけがない。
それよりもビジネススクールの人間がどうして議員事務所でインターンをするのかが分からない。他のインターンは政経学部の人が多いそうだが、コネクションを作るという意味では報酬ゼロでもやりがいはあるのだろう。
3月1日
ショウヤもとうとう4月から小学生になる。早いもんだな。ショウヤが生まれたときはちょうど結婚5年目で俺がマイケルジャクソンのものまねをやりフジテレビのニュースで取り上げてもらったけど、あれからもう5年以上たつことになる。俺も年齢がいってしまったな。そりゃ体の機能がいろいろと悪くなるわけだ。
前回の続きだが胃の不具合だけでなく、今回初めて心電図もひっかかってしまった。おいおい大丈夫かよ。心臓の病気か? 診断結果を見ると、不整脈がどうのこうのと、心筋梗塞がどうのこうのと、書いてあったけど、これはいったいどういうことだ。今まで一度もこんなことはなかったぞ。
俺は気味が悪くて検診を受けた病院で聞いた。「先生いったいこれはどういうことなのでしょうか?」、先生いわく、「これはよくあることですよ。1日のうちで不整脈などは何度もあって、たまたま測定のときそうなったのでしょう。」
えっ、本当かな。今まで1度もなかったんだけどな。今回検診を受けたのは、今まで受けていた病院とは別のところだったが、そこで心電図をとったとき、うまく取れなかったので再度取り直しを行った。担当者が、「あっ、すいません。うまく取れなかったのでもう一度取り直しま〜す」。どうも怪しい。本当に測定できているのか? もう一度別の病院で測定しなおしてもらうかな。
ところで心筋梗塞ってどうなるのかな? 心臓に血液が送られなくなって心臓の筋肉が硬直するのかな? 会社のK氏が言ってたけど、どろどろ血が原因で、血液の流れがよくないからじゃないのか、ということらしい。
確かに血液採取のとき毎回言われるのが、血が出にくいということである。昔はそんなこと言われたことなかったが、やはり血液の流れが悪いのだろう、それは血がさらさらしてないのか、あるいは血管が細いからか、もしくは血管の内壁に不純物が付着しているのか、よく分からないが、・・・・ただ血圧はいたって正常だから、血液自体がどろどろしているのかもしれない。
運動不足かな? 有酸素運動をするといいらしいが、最近はめっきり運動してない。汗をかくことも少ない。ただ冷や汗は会社でも学校でもよくかいてるけど。健康的な汗はかいてない。何か体を動かす運動でも始めるか。
2月24日
健康診断の結果、今年もまた二次健診を受けることになり胃カメラを飲むことになった。3年前ぐらいにポリープができてからほぼ毎年胃カメラを飲むようになったが、今年の結果はどうなのだろう。去年の胃カメラの健診では、ポリープの跡は見られるが特に問題なしとの結果だったが今年はいまいち胃の調子が良くない。たまに胃がきりきりと痛むときもあり気になるところだ。
2月17日
大学の集中講義ではゼミの先生が担当するSCM(サプライチェーンマネージメント)という授業を受けた。集中講義というのは1週間ぶっ通しで朝から夕方まで授業があり単位が取れるという科目で8〜10科目の授業が行われている。
けど自分の場合は金曜と土曜しか学校に行かないので、この授業を正式には取れない。そこで俺は聴講生として授業を受けている。夏の集中講義では、マネージメントゲームという必修科目があったので会社にお願いして平日も学校にきて授業を受けたが、今回の科目は専門科目で絶対にとらなければいけないという科目ではない。けどこのSCMの授業は外部講師のプレゼンがあっておもしろいのだ。
この聴講というシステムは、ほとんどの授業で可能であるが、聴講生として授業を受けても単位を取ることはできない。また聴講生の場合はレポートを出したりテストを受けなくてもよい。春学期は全部で11科目を正式に取ったがレポート、宿題、共同発表の多さと、同じ時期に集中してテストが重なる上に、更に仕事で出張が入ると他の人に迷惑がかかることを経験して、秋学期は科目数を減らして、俺は2年間かけて単位を取る方法に切り替えた。
もちろん聴講として他の授業も受けるわけだが、秋学期にこの方法をやって感じたのは、レポートや宿題があるとそれだけ負荷が多い代わりに身につく量も多い。当然だ。レポートを書くために多くの本を読まなければならない。テストでいい点を取らないと単位がもらえないから一生懸命に勉強する。これが聴講生だと授業を聞くだけだから負担が少なく集中力も欠けてしまう。これはよくない。何のために勉強しているのかと自分自身に問う。
今勉強しているのは単位を取ることが目的ではなく、自分に必要な授業を一生懸命に勉強することだ。本当は全ての授業に出て、できる限り自分に負荷をかけて、徹底的に勉強したいと思っているが、物理的に難しい。月曜から木曜は仕事があり、基本的に金曜と土曜しか学校に行かない。そして仕事のことが頭から離れないこともある。自分をコントロールしなければならない。
これは経験してないと分からない。周りの人にこのことを伝えても経験してないから分かってもらえない。誰もが会社から学校に行かせてもらっているのだから当然仕事を優先的にやるべきだと言うし、且つ今せっかく勉強しているのだから一生懸命に勉強しろとも言う。会社は成績優秀であることを当然望んでいると。そして時間を上手くつかって両立させろと言う。言うは易く行うは難しである。
最近転勤で外に出た人が増えた変わりに、自分の仕事も増えた。さてこれからどうやって仕事に勉強に取り組むか。考えどころだ。
2月10日
我が家に新しいペットがやってきた。マサキとショウヤがどうしてもハムスターを飼いたいということで駅前のペットショップで買ってきた。何匹ものハムスターの中から選んだのはジャンガリアンという種類で生まれて3週間ぐらいたっているとのこと。
家に持って帰ってきたときは、周りを気にしてそわそわしていた。俺が指を口元にもってくとガリガリと噛みはじめる。最初は強くかんでなかったが、俺が調子にのって指をずっとかじらせていると、強くかまれて出血した。や、やばい、ペストになるかも。俺は慌てて消毒した。それでも何日かたつとみんなに慣れて手の上をちょろちょろと動き回るようになった。可愛いものだ。名前はちょろちょろと動き回るのでマサキが「チョロ」と名づけた。
2月3日
この2週間は出張、テスト、レポート、共同発表と、気持ちがいいぐらい忙しかった。出張では、ある装置を機械に載せるので工場の人にプレゼンをした。学校ではファイナンスのテストがあって、「企業の評価はどういう方法があるの」、という漠然とした問題がでて、俺は解答用紙の表裏を使って一生懸命に書きまくった(手が本当に疲れた)。ものづくりの為のSCMという授業では、「日本の製造業の為に、今よりも更にものづくりをグローバル化するにはどのようなことが必要か」、というこれもまた漠然としたレポートを書かされた。B2Bマーケティングの授業は共同発表を行い、我々はドコモのスマートフォンの戦略について4ヶ月かけて調査した結果を発表した。今回の発表者は他の人であり助かった。そしてとりあえず長い秋学期が終了した。けどすぐに来週から冬学期の集中講義が始まる。俺は金曜、土曜だけだが授業に参加する。
昨日はビジネススクールの修士論文発表会があった。今年卒業する人たちは、緊張しながら教授陣の前で発表をしたそうだ。中にはかなりきつい質問を受けた人もいるし、ただのコメントだけで終わった人もいる。ただ発表時間が異常に短い。たったの5分だそうだ。それと質疑応答が10分で合計15分だ。5分でいったい何が話せるのだろう。俺が昔修士で発表をしたときはもっと長かったと思うけど・・・。博士のときは確か1時間ぐらいあった。ビジネススクールの発表会は本当にこれでいいのか? もしかすると短時間の間で自分の言いたいことをバシッと言わせることが狙いなのかもしれない。
授業の中にはプレゼンの能力を鍛える授業もある。プレゼンを教えるというより、ただ単に順番に発表させるだけだが、それでもそれなりにプレッシャーはかかるし、発表に慣れることができる。ゼミでも発表しなければいけないので、おそらくビジネススクールでは少なからずもプレゼンから逃れることはできない。日本語の不得意な外人は大変だ。
昨日は修士の発表会が終わったので、数十人のビジネススクールのメンバーと飲みに行った。みんないろんなバックグランドを持っていて話はおもしろい。みんなそれぞれ持っている価値観が違うし、他の国の人と話をすると更におもしろい話が聞ける。
最近始めた英語の勉強会も飛び入りでいろんな人が入ってくる。普段日本語の授業では会わない人も話しに加わってくるので、人の輪が広がって楽しい。ただ俺は普段から話しべたで、更に英語だから、話しに入るタイミングを失うとずっとだまったままになっている。よくないことだと思うがなかなか治らない。他のアジアの人は英語も流暢に話すから、俺は話に加わるのが難しい。けどこれも俺の修行だと思って続けている。
その話の中で、この前はビジネススクールの価値について議論した。みんなそれぞれ目的があってビジネスの勉強をしている。ある人が、「ここのビジネススクールは、先生はすごく優秀だけど、生徒は普通だよな」と、言っていた。俺はそれを聞いて、俺が勉強できるぐらいだからそうかもしれない、と思った。他の人は、「生徒は普通というより、優秀な人からそうでない人までいろいろな人がいるよ」、と俺は更にその通りだと思った。先生はハーバード大出身の人がごろごろいて、確かに話は面白い。日経新聞やビジネス雑誌ににコラムを連載してたり、ビジネス書を頻繁に書いている著名な先生も多い。
学生は本当にいろいろな人がいる、ある年配の人は勉強しているように見えないがレポートでいつも優秀者として名前が載っている。おまけに成績もトップである、出身大学を聞くとやはり東大であった。その人は超大手電化メーカーの室長だからかなり優秀な人だろう。また某飲料メーカーの泡の出る中ハイを最近開発した人は若いけど発言力がすごい。いつも授業でいろいろな意見を言う。学歴と中身は関係ないだろうと俺は思っているが、彼も京大出身ときた。そうそう、イギリスから来た英会話のメンバーはまだ研究生だが流暢な日本語と英語で、サブプライム問題を素人の俺にうまく説明してくれる。出身を聞くとケンブリッジ大とのこと。学歴と中身は関係あるのかな? 優秀な一部のやつはそうかもしれないが、大部分は関係ないと思う。けどやっぱりデキル人間を見ると、こいつ何者だと本当に驚いてしまう。
俺が勉強していてすごいなっと思ったのは、短時間の勉強ですぐに理解できる人だ。のみ込みが本当に早い。頭の回転が速いからかもしれない。同じ授業を聞いても理解度が違うのだ。そういう人は本を一度読んだだけですぐに頭に入ってしまうのだろう。俺なんて何回読んでも理解できないのに。英語メンバーのあるアジアの留学生は数ヶ月前までは俺のほうが上手かったのに、いつのまにか抜かれて流暢な英語でペラペラ話している。何でそうなるの? と俺は本当に不思議だ。やっぱりできるやつはできるんだなと感心する。まぁ、1週間朝から晩まで学校にいて、ずっと勉強しているのは分かるが外国語を短時間でマスターして話ができるようになるのは本当にすごい。
ただ大切なのはここで勉強したことをどのようにいかすかだ。この点についてもみんないろいろな意見を持っている。話が長くなるのでまた書くが、結局、ビジネスの勉強をしても、英語がしゃべれても、それを世の中にうまくいかさないとダメなのだ。世の中に貢献できなければ本当にただ勉強しただけで終わってしまうのだ。ここが一番重要なところで、どれだけ知識を蓄えてもOUTPUTができなければ、何の為の勉強なのということになってしまう。
1月21日
さてまたいろいろとドタバタと忙しくなってきたぞ。仕事に学校に。これからテストに発表に忙しくなるぞ。
マサキの作った作品がまたどこかに展示されたと学校から連絡があった。早速日曜日に川崎の教育会館に見に行った。どれどれ何を作ったんだと興味本位で行くと木を組み合わせて恐竜を作ったものだった。よく立体的に作ったなと俺は少し感心した。
「マサキ、よく作ったな」、と俺は、心の中で、よしよしまた普通の家のネタができたな、と大喜びしていると、マサキはうかない顔をしている。「なんだ、マサキどうしたんだ、うれしくないのか」と、俺が聞くと、マサキは、返事をしない。「どうしたんだよ、せっかく代表で展示されたのに何でうれしくないんだよ」と、俺はしつこく聞いた。それでもはっきりと言わない。
よくよく聞いてみると、すごくくだらない内容で悩んでいた。今回の展示で、みんなの前で表彰されるのがいやらしい。かっこ悪いそうだ。「なんだよ、表彰されたくてもされない人はいるんだぞ」と、俺はいろいろ言って、とりあえず表彰されることは名誉なんだからありがたくもらえ、などと言った。
けどやっぱり全校生徒の前で表彰されるのはいやらしい。去年も同様に表彰状を数枚もらったが、そのときも嫌で、まだそのときの嫌な気持ちが残っているらしい。よく聞くと、表彰状をもらうことには抵抗ないが、みんなの前で受けるのがいやらしい。俺はそれを聞いて、更に感心した(親バカかもしれないが)。「よし、その謙虚な心が大切だぞ。その心をいつまでも持てよ」と、俺はわけもわからず心の中で叫んだ。
以上親バカ日記でした。後からマサキいわく、「今年は賞状がなかったけど、最後にもらえてよかったな〜」、なんだ全然謙虚な気持ちじゃないぞ。
1月13日
年末年始には実家に帰った。昨年は弟夫婦とスキーに行ったので、今年もどこかに行こうと期待していたのだが、今年は近くのスキー場がまだオープンしてないことが分かった。マサキとショウヤはスキーに行くことをかなり楽しみにしていて新しいスノーシューズも準備していた。
年が明けて2日に妻の実家の名古屋に移動する前日、雪が降りはじめ、あっというまに積もりはじめた。これは明日の朝は期待できるぞ、と子供たちも俺も楽しみにしていた。ところが翌朝、確かに雪は積もっていたが車の上や草の上など一部だけだった。道路は既に雪が溶けていた。それは雪から雨に変わったからだった。なんだ、がっかりだな。
名古屋に移動するとき、せっかくだから少し山の上を見に行こうか、と実家から近くの御在所に車で行くことにした。家から10分ほどで行けるので俺は少し寄るだけのつもりだった。
山を登り始めると途中から雨が雪に変わり始め、周りの景色があっというまに銀世界に変わっていった。ほんの数百m手前は雨が降っていて雪はほとんど積もってないのが、あっというまに道路も周りの山も真っ白な雪で覆い尽くされた場所になっていた。
マサキとショウヤは大喜びである。俺たちは車を止めて近くの広場で遊び始めた。俺は寒いから、少し遊んだら帰ろうぜと、声をかけたが、雪で遊び始めたマサキとショウヤの耳には全然入らない。雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりと結局2時間近く遊び回っていた。
俺も一緒に雪だるま作りを手伝ったが、結局雪だるまというよりも雪の塊を2個重ねただけになってしまった。胴体と頭の大きさがほとんど同じぐらいである。おまけに目玉や口もない。
1月1日
明けましておめでとうございます。本年も普通の家をよろしくお願いします。