国連委員会は水銀に関する新食事摂取限度を勧告する
UN Committee recommends new dietary intake limits for mercury
2003年6月27日 ローマ − 国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)が招集した専門家は、カドミウム及び最も有毒な水銀の形であるメチル水銀をなどの、食品中に存在する様々な化学物質の安全摂取レベルに関する勧告に同意したことを、最近発表した。
17か国の科学者48人は、FAOのローマ本部で6月10-19日に、食品添加物汚染物質合同専門委員会Joint Expert Committee for Food Additives and Contaminants (JECFA) に参加した。1956年にFAOとWHOによって設立され、JACFEは各国及びコーデックス委員会Codex Alimentarius Commission (国際食品規格委員会ともいわれる)に安全及びリスクアセスメント勧告を提供するために定期的に会議をしている。コーデックス委員会は、食品安全性及び品質のための国際基準及び、実践規範及び指針を勧告する。
新データに照らして、専門家はほとんど避けることができない食品汚染物質であるカドミウム及びメチル水銀に関する以前のJECFAリスクアセスメントを再評価した。カドミウムの場合、委員会は、新しいデータがカドミウムに関する現在の体重 1 キログラム当たり 7 マイクログラム (µg/kg)の暫定一週間耐容摂取量 (PTWI) を変更する十分な根拠がないと、結論を下した。腎臓病が過剰カドミウム摂取に関連する深刻な健康への懸念であることを強調する一方、この諮問委員会は現在設定されているPTWI以下の摂取は腎臓障害の危険を増加させないだろうと結論を下した。
メチル水銀に関して、この委員会は以前求められている追加情報を受け取り、再評価した。これに基づき、専門家はメチル水銀のPTWIを改訂し、発達中の胎児を十分に守るために、週に体重1 kg当たり 1.6 µg に減らすことを勧告した。胎児は妊娠中の母親が食べる汚染食品を通じてメチル水銀に曝される。この新勧告は、週に体重 1 kgあたり 3.3 µg の以前の摂取限度勧告を変更する。
委員会は、一部の魚種(例えばメカジキとサメ)は、食品中メチル水銀の最も重要な源であることを注意する。委員会は消費者に勧告を提供する場合及びメチル水銀濃度の限度を設定する場合、公衆衛生当局は魚が多くの国で栄養需要を満たすのに重要な役割を演じていることを心に留めておくべきである。
この専門委員会報告はオンラインで入手できる (.pdf) 。
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