クーリングダウンの重要性
クーリングダウンの目的
@疲労回復の推進
疲労物質の速やかな除去によって回復を早め、次の運動機会のパフォーマンスアップ
へとつなげること。
したがって、同日に複数回の練習・試合がある場合には、それぞれの終了後に
クーリングダウンを行う必要がある。
A外傷・傷害の予防
フォームの崩れなどによる外傷・傷害を防ぐため、運動後のアンバランスとなったからだを
ストレッチングなどで調整し、回復させること。また、運動前後における体のコンディションの
違い、たとえば筋肉痛、違和感、痛みなどのチェックを同時に行うことで体のコンディションを
把握することが可能となるので、それを外傷・しょうがいの予防に役立てること。
また、急激な運動停止は一時的に心臓に戻る静脈血流量が不足することで、めまいや吐き気、
失神につながる危険がある。
そのリスクを軽減するために、クーリングダウンの軽い運動で静脈血を心臓に戻す手助けをすること。
B心理的クーリングダウン
練習や試合の興奮状態から平静の心理状態へと落着かせ、次の運動機会をスムーズに迎える
準備をすること。
◎クーリングダウン実施
競技動作にあった軽い有酸素運動(ジョギングなど)〜 体のバランスを整える整理体操〜
筋の柔軟性や関節可動域を取り戻す目的のストレッチ〜 アイシングやマッサージなど