「あなた自身の社会」(川上邦夫訳)より


 

「子ども 」 ドロシー・ロー・ノルト


 

批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる。


 

殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる。


 

笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる。


 

皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる。


 

しかし激励をうけた子どもは、自信をおぼえる。


 

寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる。


 

賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる。


 

フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる。


 

友情を知る子どもは、親切をおぼえる。


 

安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる。


 

可愛がられ だきしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる。