粒高ラバーについて
粒高ラバーは、打球したボールが相手の回転によって不規則に変化し、魔法のようなラバーです。
でもその魔法のようなラバーには、法則があります。その法則を理解して対応するようにしましょう。
〜特徴(性質)〜
・一般的な裏ソフトラバーは打球時にボールとラバーが接する面積が大きい。そして裏ソフトラバーはボールがくい込む為、強い回転を与えることができる反面、相手のボールの回転の影響を受けやすい。
一方、粒高ラバーは、ボールとラバーが接する面積が小さい。また、表面がツブ状であるため、ボールがくい込みにくく回転の影響を受けにくい。その為、打球時に多少ラケット角度を誤っても相手のコートに返球することができる。
この為、粒高攻守型を回転量の多いボールで打ち崩すのは、非常に難しいのです。
↑ここが重要です!!
・基本的に、粒高ラバーで打球したボール(そのまま当てた場合)は打球前のボールと逆の性質になります。下回転系のボールは上回転系のボールになり、上回転系のボールは下回転系のボールになって返球されます。なぜなら、粒高ラバーの接する面積が小さいため表面でスリップし回転の状態が変わることなく返球されるからです。また、回転量の多いボールに対しては回転量の多いボールで返球されるので注意しましょう。
ここからは、粒高ラバーの上級使用者です。↓
しかし、粒高ラバーで返球すると常に回転が逆になるとは限りません。
@ ツブをしっかりくい込ませる(ツブを寝かせるとか、倒す感覚)と裏のように回転をかけることができます。
とは、言っても相手の回転が無い状態で、自力でかける回転力はさほどでもありません。
A ツブで押し出すようにすると、ナックル性(無回転)のボールが打てます。(ボールがゆれてくる?感じ)
以上が粒高ラバーの特徴(性質)です。
これらを、理解して、粒高ラバー使用者に対して、如何にラケットの角度を狂わせるか、如何にタイミングを狂わせるかがポイントになってくると思います。